伊奈めぐみさんの新・将棋用語「渡辺システム(=おこづかいとプレゼントをまとめて現金で渡すこと)」
羽生善治三冠は奥様の誕生日プレゼントとして、毎年の奥様の用途に合わせて贈るものを選んでいるという、夫婦愛を感じる一幕が奥様のTwitterで判明しました。
では、羽生善治三冠と双璧をなす現代棋界の雄、渡辺明竜王はどうなのでしょうか?
「将棋の渡辺くん」を読む限りでは、夫婦仲はけっこう良さそうですが・・・。
プレゼント=現金
渡辺竜王の奥様への誕生日プレゼント=もっぱら「現金」です。
理由は「よく分かんない」から。
「誕生日だってことは知ってたんだよ。大和証券杯の解説の帰りに東京駅通るんだけど、あの辺いろんな店があるじゃない?だけどそういうのよく分かんなくて…。そしたら横にATMがあってさ、先月のおこづかいもまだあげてなかったことに気付いて―と思ってね。はい、これおこづかいと誕生日プレゼント」
わたなべシステム【渡辺システム】
おこづかいとプレゼントをまとめて現金で渡すこと。 愛は感じられない。(引用:妻の小言。2009/08/11より)
「理屈を長々と並べた後で、結論を言う」・・・この言い訳の仕方は、心にうしろめたいものがある人特有の言い方です。
誕生日プレゼントに何か選んで贈った方がいいとは承知しつつも、「よく分かんない」から現金で済ます。
なぜよく分からないかというと、羽生さんの件を見た後なら「普段から奥さんに興味がない」からだと分かります。
愛は感じないけど、それぞれ干渉を最低限にしている渡辺夫妻らしいといえばらしい、渡辺竜王のプレゼントの渡し方。
渡辺システムの進化?
ただでさえ「愛は感じられない」渡辺システムは、その1年後、さらに愛を感じない形態に進化します。
このシステム変更の影響を受け(?)、渡辺竜王は運に見放され、年末恒例の大富豪大会でビリに転落してしまいます。
旦那 「毎月おこづかい渡したか渡してないか忘れちゃうんだよね。めんどくさいから全部まとめてでいい?年明けたら一年分のおこづかいとお年玉と誕生日とクリスマスのお金振り込んでおくからさ」
来年から私のおこづかいが一括になった。
(引用:妻の小言。2010/12/30より)
システム変更の理由は、「毎月おこづかいを渡したか渡していないかを覚えておくのがめんどくさい」から、という渡辺竜王らしいといえばらしい理由から。
それも手渡しならまだしも、「銀行口座一括振り込み」という文字通り機械的な渡し方。
あなたたち、同じ家(←超豪邸)に住んでるんじゃないの・・・?
渡辺システムの廃止
(*)将棋の渡辺くん 第2巻
それからさらに数年後。
2013年から別冊少年マガジンで「将棋の渡辺くん」を連載し、原稿料をもらえるようになっためぐみさん。
それを受けて、「渡辺システム」は廃止されます。
ちなみにめぐみさんの毎月の原稿料は数万円ほどで、あまりいい稼ぎじゃないらしい。
「億万長者のはずなのに、妙に貧乏くさい渡辺家が大好きです」
★私の月給は数万円です。絵を描くのが遅い私は、時給に換算すると、コンビニでバイトをしていた時の方が高いです。(引用:妻の小言。2016/3/13より)
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