藤井猛

藤井システムに興味のあるあなたへ

16_2

(画像:王位戦中継ブログより)

最後の花道」を飾ったはずの藤井システムが、約10年の年月を経て振り飛車の主力戦法として返り咲こうとしてます。

今年に入って、羽生善治三冠ですら王座戦第2局で藤井システムを採用しています。

そして、なんといっても本家・藤井猛九段が藤井システムを連採して銀河戦で優勝するという快挙を成し遂げました。

藤井猛九段が棋戦優勝を果たすのは実に11年振りで、40代半ばになってもなお「振り飛車の雄」として健在であることを示してくれました。

以前からあった藤井システム再流行の兆し

wp-1479374998624.jpg

藤井システム再流行の兆しは以前からあり、将棋世界2015年4月号「突き抜ける!現代将棋」(第64回)のテーマは「藤井システムに気をつけろ」でした。

その約1年後、先手番は「将棋世界 2016年 4月号」で、後手番は「将棋世界 2016年 2月号」で、短期連載講座「最新定跡探査 振り飛車編」として、門倉啓太四段により解説が組まれました。

その内容は、従来あった定跡を振り返りつつ、近年の公式戦で指された新手とその狙いについて、門倉四段が解説しています。

藤井システムをと一口にいっても、駒組みの微妙な差異によって定跡が大きく変わります。

ここ1・2年で、プロの間で藤井システムの定跡が先手・後手ともに見直され、それぞれの型で次々と新手が公式戦で現れています。

藤井システム創始者の半生

藤井システムの創始者・藤井猛九段が将棋世界で明かした半生。

将棋を指す相手がいなかった修業時代から、藤井システム創作秘話まで、ファン必見の内容が詰め込まれています。

惜しむらくは、竜王になったときで連載が終わっていること。

なのでそれ以降の、藤井システムが徹底的に叩かれた時期や、角交換四間飛車で復活するまでは書かれていません。

藤井システムを指しこなしたいあなたへ

将棋は「先を読む」ことが重要なゲームですが、それは盤上だけの話ではありません。

これから、プロの間でさらなる藤井システムの定跡の見直しが進み、振り飛車の主流は再び藤井システムへと移るでしょう。

そうなればまず間違いなく、棋士の誰かが「藤井システムの定跡書を出版」します。

するとあら不思議。

アマチュアの間でも藤井システムが流行し、次第にアマチュアの間でも振り飛車の主流戦法となるはずです。

一昔前なら、将棋世界のバックナンバーを探すのは一苦労でしたが、今では「電子書籍」というインターネットの恩恵があります。

まえもって藤井システムの基礎知識を頭に入れておくと、いざ本格的に勉強するとなったときに活きてくるはずです。

-藤井猛