女流棋士

「負ければ女流棋士引退」の勝負を乗り越えた高浜愛子女流2級


上記のツイートは、高浜愛子女流2級が正式に女流棋士として扱われるのに必要な成績をおさめた直後のもの。

女流棋士は、女流2級になって初めて女流棋士として扱われます。

それより下の女流3級とは、いわば仮免許みたいなもので、2年以内に女流2級に昇級できなければ研修会に逆戻りさせられてしまいます。

女流棋士引退の瀬戸際

しかし、その昇級規定は別段厳しいものではなく、今まで女流2級になり損ねて研修会に逆戻りした例はありません。

むしろアマチュア時代から女流棋戦で活躍し、最初から女流2級として女流棋士になる例もザラにあるくらいです。

普通はそうなのですが、高浜女流2級の場合は違いました。

瀬戸際まで追い込まれていて、2016年2月5日(金)に行われた第43期 岡田美術館杯女流名人戦予選・中村桃子女流初段戦で負ければ引退、勝てば女流2級(現役続行)という大勝負でした。

将棋の高浜愛子女流3級(31)が5日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第43期岡田美術館杯女流名人戦(報知新聞社など主催)予選2回戦の中村桃子女流初段(28)戦に先手番の141手で勝ち、規定を満たして同日付で女流2級に昇級した。

勝てば正式な女流棋士、敗れれば現役引退―。高浜は将棋史上でも異例と言える大勝負を制し、夢を叶えた。

(引用:高浜女流3級が大勝負を制して夢叶えるより)

女流2級になり損ねた場合は「研修会に逆戻り」のはずですが、報道では現役引退となっています。

日本将棋連盟のWEBサイトによると、研修会の対象が女流棋士希望研修生の場合、「女流棋士を目指す25歳以下のアマチュアの女性」となっているためだと思われます。

もし負けていたら・・・

負けたら引退の勝負が起こるのは、女流棋士としては珍しいです。

宮本広志五段が奨励会三段時代に乗り越えた、「負けた方が奨励会退会」の将棋にも勝るとも劣らない鬼勝負。

高浜愛子女流の場合、負けて引退していたら、30歳過ぎてイチから職探しでした。

勝つと負けるでは、後の人生大違いなのが将棋界の掟。

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