ネット中継将棋観戦記

渡辺明竜王、一手損角換わりを再び受けて立つ! でも第2局とは似て非なる将棋 【第29期竜王戦第4局】

img_8134

(画像:竜王戦中継ブログより)

後手番・丸山忠久九段の十八番である一手損角換わりを受けて立った渡辺明竜王。

第3局では角換わりを避け、四間飛車穴熊でひたすら千日手を狙うという、渡辺竜王らしいけど第一人者らしくはない将棋で負けてしまいました。

1勝2敗でリードを許し、本局に負ければ防衛がかなり苦しくなります。

防衛のために是が非でもタイに戻したい本局、丸山九段が40手目を封じて1日目が終了しました。

封じ手局面

20161121c

図の39手目▲1六歩の局面で18時になり、丸山九段が40手目を封じました。

1日目の消費時間は▲渡辺4時間、△丸山3時間38分。

対局は22日9時再開予定です。

(画像:竜王戦中継ブログより)

第3局と同様、じっくりとした展開で1度も歩がぶつかることなく1日目が終了しました。

先手が玉を堅く囲い、後手がバランス重視の陣形に組むのは第2局と駒組みが似ていますが、本局はそれとは似て非なる形。

第2局では先手が攻勢をとりましたが、本局では後手が攻勢をとろうとしています。

先手が隙を見せれば、すぐにでも6筋から開戦できるように飛車・銀・桂馬がデュエルスタンバイしています。

もっとも、お互い角を持ち合い、後手は玉飛接近の悪形なので、簡単には成立しません。

簡単には攻められないから、お互いにあまり突く必要のない端歩を突き合って、間合いを計っているわけです。

2日目の展開(封じ手予想)

さて、注目の封じ手ですが、諸々の理由で現地に居合わせた棋士・女流棋士の方々の予想は以下の通り(*竜王戦中継ブログより)。

  • 田中寅彦九段(立会人)△6五歩▲同歩△3三角
  • 飯塚祐紀七段(新聞解説):△6五歩▲同歩△6九角
  • 村山慈明七段(大盤解説):△3三銀
  • 本田小百合女流三段(大盤解説会聞き手):△8一飛

2人(田中・飯塚)が仕掛ける手を、2人(村山・本田)が陣形整備の手を予想しています。

つまり2日目が始まってから、早々に戦いが起こる可能性も、まだ駒組みが続く可能性も、どちらもあり得るみたいです。

そういうときは指す人の棋風が出るので、ものの見事に予想もバラバラなわけです。

関連記事

(↑)これまでの将棋をおさらいしておきたい人へ。

-ネット中継将棋観戦記