将棋漫画

「3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代」はこんなマンガ

(画像:灼熱の時代 第1巻より)

3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代は、現在ヤングアニマルで好評連載中の将棋漫画。

聞いてそのまま、同じくヤングアニマルで連載されている「3月のライオン」の公式スピンオフ作品です。

3月のライオン本編にて日本将棋連盟会長を務める、神宮寺崇徳十六世名人の若き日の活躍を描く物語です。

時代設定は1969(昭和44)年を舞台に、その当時の時代背景や文化が忠実に再現されています。

反骨の猛虎

(画像:灼熱の時代 第2巻より )

物語開始時の神宮寺は27歳の八段、順位戦はB級2組所属。

18歳でプロ棋士になって以来、順位戦で毎年昇級して23歳の若さで名人戦の挑戦権を得た天才棋士。

怒涛の攻め将棋で勝ちまくったおかげで経済的にも潤い、私生活も「飲む・打つ・買う」の三拍子揃った、派手で豪華な生活を送っていました。

(画像:灼熱の時代 第2巻より )

その頃の将棋界は、「将棋の化物」が圧倒的な強さで頂点に君臨していました(その状況は本編でも変わらず)。

神宮寺はその停滞した空気を打破する存在として期待され、「反骨の猛虎」と称されました。

また神宮寺自身も、「自分なら名人に勝てる」という絶対的な自信に溢れていました。

名人戦で惨敗

(画像:灼熱の時代 第2巻より )

神宮司は名人戦の前夜祭で「将棋の化け物」こと田中七郎名人を相手に大口をたたき、さんざん名人を扱き下ろします。

しかし、その名人戦は4連敗で敗退。

名人の将棋と指し合ううちに、どうすれば勝てるのか分からなくなるようになり、自分の将棋を見失ってしまいます。

しかも、ただ負けただけでなく、敗退が決まった第4局の終局直後のこと。

それまでの傲岸不遜な態度が仇となり、筆舌に尽くしがたいトラウマを植えつけられる経験をさせられます。

それ以来、失意のどん底に叩き落とされた神宮寺は負けに負けまくり、暗黒の3年間を送ることになるのです。

復活を懸けて戦う神宮寺の物語

(画像:灼熱の時代 第1巻より)

しかし、そこで終わらないのが神宮寺の棋士魂。

「3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代」は、暗黒の3年間からの復活を懸けて戦う神宮寺八段の激闘の日々を描く物語。

かつてのような派手な生活を控えて将棋に打ち込み、見事「事実上の復帰戦」を制します。

誰もが「神宮寺はもう終わりだ」と思ったほどの泥沼から這い上がり、宿敵・田中七郎を倒すため、彼は戦い続けます。

「オレの将棋」で、名人に成るために。

単行本既刊

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