将棋界の制度

アマチュアが参加できる棋戦は意外と多い

2017/03/21

(画像:加古川清流戦中継ブログより)

第5期加古川清流戦で稲葉聡アマが優勝し、初のアマチュア選手による棋戦優勝が話題になりました。

稲葉アマは、現在A級に在籍する稲葉陽七段のお兄様です。

アマチュアでも参加できる公式戦

さて、アマチュアでも参加できる公式戦はどれだけあるのでしょうか?

アマチュアの参加できる棋戦の参加可能人数も合わせて表にまとめてみました。

棋戦 アマ参加の可否 参加人数
竜王戦 5
名人戦 × -
王位戦 × -
王座戦 × -
棋王戦 1
王将戦 × -
棋聖戦 × -
叡王戦 × -
朝日杯 10
銀河戦 2
NHK杯 × -
JT杯 × -
新人王戦 1
上州杯 1
加古川清流戦 3

*参考:日本将棋連盟 棋戦一覧

全部で15棋戦ある内の7棋戦で、アマチュアの参加が認められています。

七大タイトル戦では竜王戦と棋王戦でしか認められておらず、一般棋戦の方が広く門戸が開かれています。

しかし、この竜王戦に参加可能ということは、将棋界史上最高額の賞金4320万円(2016年)をアマチュアでもゲットできる可能性が(制度上)あるということです。

関連記事:将棋界最高額の賞金! 「竜王ドリーム」はアマチュアでも掴むことが(制度上)可能!

夢のまた夢な話ですけど、夢のある話でもあります。

朝日杯名物「プロアマ一斉対局」

特に、朝日杯はぶっちぎりの最多10人が参加可能です。

しかも、その将棋は「プロアマ一斉対局」と銘打って毎年全局ネットで中継されています。

年度 対局日 結果
1 2007 2007年7月7日 プロ7勝 アマ3勝
2 2008 2008年7月12日 プロ7勝 アマ3勝
3 2009 2009年7月4日 プロ7勝 アマ3勝
4 2010 2010年7月3日 プロ10勝 アマ0勝
5 2011 2011年7月2日 プロ9勝 アマ1勝
6 2012 2012年7月7日 プロ5勝 アマ5勝
7 2013 2013年7月6日 プロ9勝 アマ1勝
8 2014 2014年7月5日 プロ8勝 アマ2勝
9 2015 2015年7月4日 プロ6勝 アマ4勝
10 2016 2016年6月18日 プロ6勝 アマ4勝

これまで10回行われてきましたが、まだアマチュア側が勝ち越したことはなく、プロが貫録を見せつけています。

朝日杯の優勝賞金は1000万円なので、竜王戦にはさすがに劣ります。

が、それでも一般庶民ではなかなかお目にかかれない金額の、アマチュアでも掴むことが(制度上)可能なビッグマネーです。

プロとアマの垣根

将棋とネットやITは融合し、史上初の女性奨励会三段が誕生するなど、新しい風が次々に吹き荒れる将棋界。

さて、プロとアマの垣根については、どこに向かうのだろう?

奨励会を出ていなくても編入試験を合格しなくても、強い人は強いですから。

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