佐藤天彦

電王ponanzaと戦う棋士・佐藤天彦名人ってどんな人?

2016年春、第1期電王戦が行われ、山崎隆之叡王がponanzaに2連敗しました。

それから1年、第2期電王戦でponanzaに挑むのは、29歳の佐藤天彦名人。

第2期叡王戦で千田翔太六段を2連勝で破り、第2期叡王に輝きました。

その佐藤天彦名人とはいったいどんな人なのか、その経歴や趣味を調べてみました。

現役名人


(画像:第74期名人就位式・祝賀会レポートより)

佐藤天彦名人は元々将来を嘱望されていた存在でしたが、プロ入り当初はよく勝つけど今一つパッとしませんでした。

それが2015年頃から猛烈に勝ち始め、王座戦と棋王戦で挑戦者になる活躍をして飛躍の年となります。

その2つは獲得には至りませんでしたが、A級順位戦でもその勢いは衰えず、初参加ながら8勝1敗の好成績でぶっちぎりの優勝。

2016年春、羽生善治名人を破って28歳で名人位に就きました。

20代の名人は16年ぶりであり、羽生世代以外の棋士が名人になったのは19年ぶり。

渡辺明竜王に先んじての名人獲得だったので、その意味でもインパクトがありました。

渡辺明竜王の盟友

(画像:将棋の渡辺くん1巻4ページより)

名人と並ぶ、将棋界のビッグタイトルである竜王を保持する渡辺明竜王とは、奨励会時代からの盟友。

その付き合いが始まったのは渡辺竜王18歳、天彦名人14歳のときからで、ネット将棋で指したのがきっかけ。

年齢は渡辺竜王の方が3歳上(天彦名人は早生まれなので学年は4つ違い)ですが、当時から互いにその実力を認め合っていました。

将棋を指す傍ら、若者同士らしくチャットでモーニング娘。の話に花を咲かせていたりもしていたそうです。

のちに村山慈明七段・戸辺誠六段も加わり、特に若い頃はこの4人で過ごすことが多くなります。

愛称は貴族

(画像:マイナビ将棋情報局より)

きっかけは佐藤慎一五段がブログでそう呼んだことから。

趣味はクラシック音楽とファッションといういかにも高貴な趣味の持ち主。

あと、ぬいぐるみも好きです。→ 実はぬいぐるみ好きだった佐藤天彦名人

2016年の獲得賞金は約5700万円であり、趣味だけでなく経済的にも貴族。

奨励会時代からその名を知られていた

奨励会三段時代、その名を世間に知らしめた出来事が2つありました。

ひとつは2005年、奨励会三段時代に瀬川晶司さん(現五段)のプロ編入試験の試験官を務めたこと。

もうひとつは、次点2回によるフリークラス入りの権利を放棄したこと。

天才はプロになる前からその名が知られているものであり、佐藤天彦名人もその例に漏れないのです。

-佐藤天彦