将棋界の制度

棋士の収入源はなに?

2017/03/21

棋士の収入源は主に「対局料」と「賞金」です。

対局料とは、その名の通り「対局することの対価」としてもらえるお金です。

対局するだけでもらえますが、そんな甘い制度ではありません。

対局料・賞金

将棋界のシステムはトーナメント方式が多いので、勝てば勝つほど対局が増え、収入も増えます。

その反面、負けがこめば対局は増えず、したがって収入も増えません。

賞金は、タイトル獲得もしくは棋戦優勝した棋士がもらえるお金です。

タイトルを獲ろう、棋戦優勝しようと思えば、当然勝ち上がらなければなりません。

棋士の収入は、基本的に勝つ人ほど多くなるようになっています。

将棋界を支えるスポンサー制度

棋士の収入は対局料・賞金なのですが、ではその対局料・賞金の原資はどこからくるのか。

それはズバリ、「スポンサー収入」です。

将棋界の公式戦は、主に新聞社が主催しています。

新聞社が棋戦を主催するに当たり、その契約金を日本将棋連盟に払います。

これが対局料・賞金の原資であり、その契約金を日本将棋連盟が棋士に分配します。

強いものが報われる、それが将棋界

では、具体的に棋士はどれくらいの収入を得ているのでしょうか?

トップ棋士はおよそ1億、トップテンでも1500万の収入がある一方で、対局料だけで生計が成り立つ棋士は少ないといわれています。

日本将棋連盟の主な収入源は棋戦の契約金。主要なタイトル戦を主宰する企業が契約金を支払う。

棋士には対局料・賞金のほか、月々の給料が出ていて、いずれも契約金が元手になっている。

成績不振の棋士の年収は200万~300万円程度という。

対局料・賞金だけで十分に生活できるのはトップクラスの棋士だけといわれる。

(引用:トップ棋士の大事な収入源「対局料」より)

将棋界には「年功序列・終身雇用」という概念は基本的にありません。

かつての強豪棋士でも、衰えた後は薄給に甘んじる羽目になります。

対局以外の収入源

では、対局だけでは食べていけない棋士はどうするのか?

結論をいうと、普及活動などの対局以外の仕事に携わっていきます。

ただ、将棋で約160人、囲碁で約450人いる現役棋士のうち、賞金・対局料が1000万円を超えているのは、将棋で1割強、囲碁では1割に満たない。

デビューしたての場合は200万~300万円という。

年を重ねても、成績が上がらないと収入は伸びない。そのため、アマチュアへの指導や棋書の執筆なども大切な収入源となる。

企業内のサークルや愛好者の集まりなどでの指導の報酬は1回当たり2万~4万円が相場。戦術書1冊を書いた時の印税は数十万円という。

ある若手棋士は、こうした副収入が年間100万円を超えたという。

(引用:「棋士の年収」より)

将棋界は、勝つ者が報われる世界だということがよく分かります。

指導や執筆で副収入があるとしても、それに時間をかける分、勉強や研究のために使う時間が減るわけですから、強いものはますます強くなり、弱いものは弱いまま。

傍目には地味な将棋界も、実態はかくも厳しい。

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