里見香奈

夢の女流六冠まであと4勝! 女流第一人者・里見香奈の挑戦

2017/02/27

マイナビ女子オープンが創設されたのが2008年、リコー杯女流王座戦が創設されたのが2011年。

10年弱前までは4つだった女流タイトルも今や6つになり、それら6つの女流タイトルを独占しようとしている1人の女流棋士がいます。

その女流棋士とは、弱冠24歳の女流第一人者・里見香奈女流五冠。

2017年2月26日現在、女王(マイナビ)を除く5つの女流タイトルを全て保持しています。

2016年も勝ちまくった里見香奈

(*画像:マイナビ中継ブログより)

里見さんは2014年3月~12月いっぱいまで体調不良のため休場しており、復帰したときには女流名人一冠のみになっていました。

しかし2014年度末の女流名人戦で防衛し、2015年度に入るとそれまでの鬱憤を晴らすが如く、猛烈に勝ちまくります。

その年度は女流王位・女流王将・倉敷藤花を取り返し、女流名人も防衛して女流四冠に復帰。

女王と女流王座は本戦トーナメントで敗退するも、年度成績は28戦24勝4敗(勝率:0.8571)という圧倒的な成績で、劇的な復活を遂げます。

2016年度に入ってもその勢いは加速度的に増していき、女流王座も取り返して女流五冠に復帰します。

最後の試練を乗り越えて

(*画像:女流名人戦中継ブログより)

女流王位・女流王将・倉敷藤花の防衛戦はそれぞれ特に問題にせずに蹴散らすも、年度末の第43期女流名人戦で試練が訪れます。

挑戦者・上田初美女流三段を相手に出だし2連敗し、2009年度以来7連覇してきた女流名人失冠の危機に瀕します。

しかし第3局から力を取り戻し、第4局も勝って2勝2敗。

第5局は終盤まで二転三転する大激戦になりましたが、最後に勝っていたのは里見さんでした。

里見さんはこれまで五番勝負の女流タイトル戦でフルセットの勝負になったことはあれど、2連敗から3連勝した例はありませんでした。

この女流六冠が間近に迫ったタイミングでこれだけの逆転防衛に成功したあたり、女流第一人者が持つ「天運」の強さを感じます。

女流六冠まであと4勝

(*画像:日本将棋連盟より)

里見さんの今年度成績は25戦22勝3敗(0.8800)と、圧倒的だった前年すら上回る勝ちっぷり(2017年2月26日現在)。

しかも負けた3敗は防衛に成功した番勝負での黒星なので、実質今まで全勝です。

今年度の女流タイトル戦の日程をすべて終え、残るは第10期マイナビ女子オープンの挑戦者決定戦のみとなりました。

これに勝てば来期に行われる第10期マイナビ女子オープン五番勝負(2017年4~5月)で加藤桃子女王への挑戦権を獲得できます。

もちろん里見さんは決勝まで勝ち残っていて、その対局相手は女流名人戦でも戦った上田初美女流三段。

女流六冠を懸けた勝負は、2017年2月28日(火)に行われます。

*中継サイト → マイナビ女子オープン in 将棋情報局

これに勝ち、五番勝負で先に3勝すれば、前人未到の女流六冠全制覇が成ります。

-里見香奈