将棋

明日2月27日は「将棋界の一番長い日」よりも重要な日になるかもしれない

明日2月27日は、日本将棋連盟の臨時総会が行われます。

その日について田丸昇九段は、自身のブログで以下のように記述しました。

このブログに「2月27日は将棋界の今後の運命を決める本当の意味での《将棋界のいちばん長い日》にしなくてはなりません」というコメントが寄せられました。

まさにその通りです。連盟運営を正常化する第一歩として、私は力の限りを尽くすつもりです。

(引用:5人の理事への解任動議が議決される2月27日の臨時総会より)

明日、「連盟運営を正常化する第一歩」のために臨時総会で何があるのか?

それは、谷川浩司前会長が辞任した際に辞任しなかった、5人の理事への解任動議が議決されるのです。

2月6日の臨時総会

(*画像:日本将棋連盟より)

2月6日にも臨時総会が行われており、その前に佐藤康光九段と井上慶太九段の理事立候補への信任投票が行われていました。

2月6日に東西の将棋会館において、東西の会場を映像と音声でつないだ「テレビ電話」システムを使って将棋連盟の臨時総会が開かれました。235人の正会員(現役棋士・引退棋士・女流棋士)のうち、出席者は186人(40人の委任状を含む)でした。

1月18日に連盟会長の谷川浩司九段と常務理事の島朗九段が辞任を表明して欠員が生じたことにともない、総会に先立って正午から理事選挙(定数は東京1人・関西1人)が行われました。立候補者は東京は佐藤康光九段、関西は井上慶太九段だけだったので、「信任投票」の形になりました。その結果、投票された177票(期日前投票を含む)のうち、佐藤九段が約93%、井上九段が83%の信任票を得て、理事に選任されました。

(引用:佐藤康光九段が将棋連盟の会長に就任した2月6日の臨時総会の模様より)

その日の午後、臨時総会が行われ、辞任しなかった5人の理事(専務理事:青野九段・常務理事:東和男八段・中川大輔八段・佐藤秀司七段・片上大輔六段)の解任請求がなされました。

そして午後2時から臨時総会が始まりました。会長代行となった専務理事の青野照市九段の挨拶、議長指名(正議長は関西の脇謙二八段、副議長は東京の森下卓九段)、佐藤九段と井上九段の理事選任の承認の議事の後、総務担当理事は臨時総会の召集を請求する動議が28人の正会員からあったことを報告しました。

その趣旨は、臨時総会で5人の理事(専務理事の青野九段、常務理事の東和男八段、中川大輔八段、佐藤秀司七段、片上大輔六段)を解任する決議案の上程を求めたものです。請求理由として、①正会員である棋士の立場を守らず、棋戦運営に支障をきたした②将棋連盟の信用を大きく損ねた③将棋連盟に多大な金銭的損失を与えた④正会員に対して説明義務を果たしていない、などを挙げました。

(引用:佐藤康光九段が将棋連盟の会長に就任した2月6日の臨時総会の模様より)

そして27日に、5人の理事の解任を問う臨時総会が行われることになったのです。

臨時総会(2/6)は荒れ模様

その臨時総会の模様が、13日発売の週刊ポストでレポートされています。

主旨が「理事全員を辞職に追い込む」ことなだけあって、当然穏便には進まなかったようです。

この記事では解任請求をした28人の棋士のうち、桐谷広人七段・滝誠一郎八段・上野裕和五段・西尾明六段の4人の名が明かされました。

もちろん田丸九段もそのうちの1人です。

明日、5人の理事の解任・信任が議決される

5人の理事の解任・信任がどうやって決まるかというと、連盟正会員による無記名投票を行います。

2月27日の臨時総会では、有効投票数の過半数によって、5人の理事の解任・信任が議決されます。

今回の投票(無記名です)では「委任状」が認められるので、投票率はかなり高くなりそうです。ちなみに現時点の正会員(現役棋士・引退棋士・女流棋士)は235人です。

(引用:5人の理事への解任動議が議決される2月27日の臨時総会より)

無記名なら「理事たちを解任させたいけど仕事が減るのは困る」と思っている棋士でも解任に一票を投じることができるので、どちらに決まるかは未知数です。

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