記録から見る将棋界

初タイトル獲得最年長記録を持つ棋士を調べてみた

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【木村一基八段】
(画像:王位戦中継ブログより引用)

史上最年少棋士が誕生したどさくさに紛れて、【初タイトル獲得最年少記録を持つ棋士を知っていますか?】という記事を書きました。

ではその逆に、初タイトル獲得最年長記録を持つ棋士は誰なのでしょうか?

37歳6ヵ月の初タイトル

初タイトル獲得最年長記録を持つ棋士を探してみると、桐山清澄九段有吉道夫九段がともに37歳で初タイトルを獲得しています。

桐山九段は豊島将之七段の師匠で、有吉道夫九段は大山十五世名人の弟子である棋士です。

昭和の頃に、どちらも長くA級で活躍しました。

さらに詳しく調べてみると、2人の内どちらがより年長で初タイトルを獲得したのかが判明しましたので、以下の表にまとめました(段位、敬称略)。

生年月日 タイトル獲得日 獲得時年齢 棋戦 相手
有吉道夫 1935.7.27 1973.2.5 37歳6ヵ月 第21期棋聖戦 中原 誠
桐山清澄 1947.10.7 1985.3.22 37歳5ヵ月 第10期棋王戦 米長邦雄

僅か1ヶ月の差ですが、37歳6ヵ月で棋聖位を獲得した有吉道夫九段が初タイトル獲得最年長記録を持つ棋士です。

しかし、この記録は明日(9月27日)にも破られるかもしれません。

現在43歳の木村一基八段が、第57期王位戦の挑戦者として初タイトル獲得まであと1勝まで迫っているからです。

裏話的な何か

この記録を調べようとしたときの裏話。

なんと、wikipediaを見れば分かると思っていた「初タイトル獲得最年長記録」が、それには載っていないのです(2016年9月26日現在)。

いや、最年長記録はちゃんと存在するのですが、大山康晴十五世名人が総ナメにしている各種記録は「タイトル獲得最年長記録」であって、「」タイトルの話ではないのです。

はて、どうしたものか?と頭を捻っていたところ、以前自分が書いた記事のことを思い出しました(移転前のブログです)。

これらの記事の中で、歴代タイトル獲得経験者の、「初タイトル獲得時の年齢」を調べていたのです!

そうでしたそうでした、これまでタイトルホルダーになったことのある人は、たった36人しかいないことに驚いたのを思い出しました。

その後、佐藤天彦八段(当時)が名人を奪取したので、今は37人ですね。

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