佐々木勇気 増田康宏 豊島将之

かつての「5人目の中学生棋士候補」たちの今

2017/11/16

漫画では桐山零が、現実では藤井聡太四段がその座を手にした「史上5人目の中学生棋士」のブランド。

歴代中学生棋士はいずれも竜王・名人になり、将棋史にその名を残すに相応しい実績をあげています。

4人目の中学生棋士として、現竜王の渡辺明四段がプロデビューしたのが2000年4月。

それ以来、藤井聡太四段がその5人目としてプロデビュー(2016年10月)するまでに、中学生でのプロ入りが期待された少年が3人いました。

豊島将之八段

(画像:棋聖戦中継ブログより)

生年月日 1990/4/30
四段昇段 2007/4/1
現年齢 27

若手のホープとして期待されて久しく、実はもう今年で棋士生活10年目。

20歳のとき王将戦の挑戦者になるも、久保利明王将(当時)に2勝4敗で敗退。

その後はなかなか挑戦者になれず、2014年に王座戦で久方ぶりに挑戦。

しかし羽生善治王座に2勝3敗で敗退し、翌2015年度も棋聖戦で1勝3敗で敗退。

2016年度、JT杯で初の棋戦優勝を果たし、順位戦ではB級1組4期目で初のA級昇級。

今年度からは名人戦挑戦者を目指してA級で戦います。

佐々木勇気六段

(画像:棋王戦中継ブログより)

生年月日 1994/8/5
四段昇段 2010/10/1
現年齢 23

第44回三段リーグに初参加し、3回以内に昇段なら中学生棋士でしたが、4回目で昇段。

それでも16歳1ヶ月での四段昇段は、中学生棋士5人に次ぐ6番目のプロ入り年少記録です。

なぜか順位戦では概ね苦戦中で、2013年度にC1への昇級を決めた以外は平凡より少し上程度な成績。

2016年度は棋王戦で挑戦者決定戦まで勝ち上がり、飛躍の予感を感じさせます。

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今年度は王位リーグで3連勝しており、初の挑戦権を目指して快走中。

増田康宏四段

(画像:新人王戦中継ブログより)

生年月日 1997/11/4
四段昇段 2014/10/1
現年齢 20

第51回奨励会三段リーグ戦(2012年4月~2012年9月)で昇段を決めていれば、5人目の中学生棋士でした。

2015年度に加古川青流戦で準優勝し、2016年度は新人王戦で初の棋戦優勝と大器の片鱗は充分。

順位戦では初参加の第74期で8勝2敗で、昇級には至らなかったものの順位を大幅に上げます。

第75期では出だし6連勝するも、そこから3連敗して昇級を逃してしまいます。

「炎の七番勝負」では1局目の相手として藤井聡太四段と対局し、▲9七玉!の名手を前に敗北。

-佐々木勇気, 増田康宏, 豊島将之