森内俊之

森内俊之九段、フリークラス転出(≒半分引退)の衝撃

2017/04/11

色々な意味で色々な衝撃が走った2016年度の将棋界。

その最後の日に、またしても衝撃のニュースが報道されました。

またひとつ、時代の移り変わりを感じずにはいられない出来事のひとつです。

森内俊之九段が2017年度からフリークラスへ転出

(画像:竜王戦中継ブログより)

十八世名人の資格を持つ森内俊之九段が2017年度からフリークラスに転出し、順位戦から引退するというのです。

転出の理由は「平成28年度のA級順位戦で降級となったことを受けて出した結論」とのこと。

フリークラス転出とは、簡単に言えば「半分引退」するようなものです。

A級陥落以上の衝撃

永世名人有資格者が46歳の若さでA級から落ちたのは衝撃でした。

しかし、その当時のニュースではB級1組でも指すかのように報道されていました。

なので、てっきりB級1組で指して名人カムバックを目指すものかと思いこんでいたので、A級から降級した以上の衝撃でした。

しかし今よくよく読み返せば、「(来期B級1組では)新たな気持ちで頑張りたい」と書いてあり、B1でも指すとは明言していません。

永世名人が順位戦を指せなくなる(=名人復帰の道が断たれる)意味は大きいです。

2014年に名人を失冠して以来、3期連続で負け越しだったので、もしかしたら本人の中で覚悟が出来ていたのかもしれません。

二度と実現しない名人カムバック

フリークラスへの転出はあくまでも、順位戦を指せなくなるだけで、その他の棋戦には従来通り出場できます。

だから、順位戦の負担が軽減された分、その他の棋戦でタイトルホルダーとして復活するかもしれません。

ただし、C級2組からの「編入」ではなく「転出」なので、これから先どれだけ勝ちまくっても順位戦には戻れません。

したがって、森内九段が名人に返り咲くことは二度とありません。

森内俊之九段は2013年度には竜王・名人のビッグタイトルを2つとも独占する活躍をしていました。

それからほんの3年ほどで、これほど失速するとは本当に意外でした。

-森内俊之