佐藤天彦

歴史的瞬間! Ponanza、現役名人に完勝

2012年から始まった電王戦で、数々の棋士が将棋ソフトに敗れてきました。

それから5年が経ち、ついに歴史的瞬間が訪れました。

10年振りに将棋ソフトが現役タイトル保持者と対局する第2期電王戦。

Ponanzaが佐藤天彦名人に勝ち、初めて将棋ソフトが現役タイトル保持者に黒星をつけました。

終盤に入る前に終局


投了図を見ていただいて分かる通り、終盤の寄せあいに入る前に終わっています。

最終手▲5五馬は9一から引きつけてきて7七金にひもをつけています。

(画像:電王戦中継ブログより)

投了図以下、指すとすれば9七馬ですが、▲8四歩△9三飛▲8六銀△9八馬▲9四香で飛車が取られてしまいます。

先手陣は薄いものの攻めのとっかかりが無く、後手に勝ち目がありません。

現役の名人にすら完勝するponanza、恐るべし。

第2期電王戦第1局:棋譜

完璧なPonanzaの受け

42手目△7五歩から佐藤名人が仕掛けましたが、結果的にはその攻めを受け切られてそのまま投了に追い込まれています。

50手目△9八角▲29飛に△9六歩で攻めきれるのが人間の読みですが、なんとそれは▲7六角△9七歩成▲同桂で受かっているとのこと。

だから△8八歩で当たりを強くして攻めようとするのですが、▲7四歩からは先手ペースで押し切られました。

糸谷哲郎八段と香川愛生女流三段が解説と聞き手を務めているときにゲストとして登場した加藤一二三九段は、8筋から攻めるよりも3筋から戦線拡大する方針を推奨していました。

具体的には50手目△9八角に代えて△3五歩ですが、糸谷八段はいまひとつ賛同していなかったので本当に有効かは分かりません。

徹底検証!電王戦第1局研究会

4月9日にニコニコ生放送で本局を振り返る主旨の企画があります。

徹底検証!電王戦第1局研究会

もちろん佐藤天彦名人も出演するので、対局時にどう考えて指し手を選んでいたのかが聞けることに期待できます。

-佐藤天彦