羽生善治

羽生善治三冠が2017年度のうちに達成しそうな2つの大記録

2017/08/15

森内俊之九段がフリークラスに転出するという衝撃的な締め括りで2016年度を終え、2017年度を迎えた将棋界。

かつては将棋界の中心に居た羽生世代の面々も40代半ばを超え、全盛期の陰りを見せています。

世代交代が進むなか、いまだ棋聖・王位・王座を保持する羽生善治三冠。

2017年度になっても、羽生三冠からは目が離せません。

その理由は、また「ふたつ」新たに将棋史を塗り替えようとしているからです。

将棋史を塗り替え続ける棋士

(画像:王位戦中継ブログより)

羽生三冠は1985年に15歳でプロデビューして以来、常に将棋史を塗り替えてきました。

1996年に25歳で七冠王になって「文字通り」将棋界の第一人者となって以来、今年で47歳になる現在までその座に君臨し続けています。

2012年に大山超えのタイトル81期、2014年に史上4人目の1300勝を達成してからも、さらにタイトルと勝ち数を積み上げてきました。

2017年度は、次の2つの大記録の達成が間近に迫っています。

通算1400勝

羽生三冠の2016年度末までの通算成績は1911戦1366勝543敗2持将棋(勝率:0.7155)です。

つまり、今年度で34勝すれば史上2人目の通算1400勝が達成されます。

2016年度は27勝止まりでしたが、2015年度は30勝・2014年度は39勝しているので不可能な数字ではありません。

ちなみに通算勝数歴代1位は大山康晴十五世名人の1433勝。

今年度と来年度で34勝ずつすれば、ぴったり大山康晴十五世名人の記録を塗り替えます。

タイトル100期

19歳で竜王を獲得して以来、積みあげてきたタイトル獲得数は97期

2016年度は名人を失冠するも、棋聖・王位・王座は死守しました。

つまり今年度は、現在保持している三冠を防衛できれば、それだけでぴったりタイトル通算100期です。

今となっては、タイトル獲得数歴代2位の大山康晴十五世名人の80期すらを大きく引き離しています。

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最後の永世称号

上記の2つ以外にも、羽生三冠には「永世七冠」という空前絶後の大記録の達成がずっと前から期待されています。

残る永世称号は、宿敵・渡辺明が保持する「竜王」のみ。

あと1期獲得すれば永世竜王ですが、これまでに2度(2008年、2010年)渡辺竜王に阻止されています。

今年度の予選1組ではすでに準決勝まで勝ち進んでいるので、本戦に出場できる可能性は高いです。

ちなみに「永世七冠」が本当に実現すれば、たぶん国民栄誉賞が将棋界で初めて授与されます。

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