藤井聡太

藤井聡太四段がプロ入り半年で打ち立てた3つの偉業

史上5人目の中学生棋士・藤井聡太四段の棋士生活1年目が終わりました。

昨今の将棋に対する注目度の高さを反映してなのか、その存在は社会的にも注目を集め、AbemaTVでは「炎の七番勝負」と題したメイン企画が組まれるほど。

そして、その注目度の高さに違わず、プロ入り後たった半年の間に多くの偉業を打ち立てています。

上述の七番勝負では4局を終えて3勝1敗と勝ち越すなど、やはり藤井四段は「天才」の名に相応しい少年でした。

14歳2ヶ月の史上最年少棋士

(画像:日本将棋連盟コラムより)

2016年9月3日、第59回奨励会三段リーグ最終日。

初参加ながら13勝5敗の成績をおさめた藤井聡太三段が1位となり、史上最年少14歳2ヶ月での四段昇段を果たしました(2016年10月1日付けでプロ入り)。

デビュー戦では、それまでの最年少棋士記録(14歳7ヶ月)の持ち主だった加藤一二三九段に快勝します。

その将棋は竜王戦予選6組の1回戦という、普段なら大して見向きもされない舞台にも関わらず、社会的に注目を集めました。

将棋世界 2017年3月号でもその紙面を大きく割いて観戦記が掲載されるほどで、数十年後にはお宝となること間違いなしの一品です。

公式戦初対局を制した藤井四段は、その後の対局も勝ち続け・・・!

詰将棋解答選手権3連覇


「藤井聡太」の名を早くから世に知らしめたのは、元々はこちらが先。

藤井四段は詰将棋を作る方も解く方もその才能に秀でていて、作る方では9歳のときに谷川賞を受賞しています。

9歳で谷川賞! 詰将棋作家としても才能がある藤井聡太四段

詰将棋解答選手権に初参加したのは8歳のときで、そのときの思い出話を浦野真彦八段が将棋世界 2017年1月号で語っています。

そのときですら関西13位という好成績でしたが、それからも着実に順位を上げていきます。

奨励会二段の12歳のときに同選手権で初めて小学生として優勝して、それから今回で3連覇です。

連覇記録は宮田敦史六段と並んで歴代1位タイ(通算では宮田六段の6回優勝が1位)。

デビュー後負けなしの10連勝


前述のデビュー戦以来、その勢いは止まらず、プロデビューから10連勝しました。

これは歴代1位タイ記録で、藤井四段の2016年度は10戦全勝です。

ちなみに羽生善治三冠はプロデビュー後6連勝どまりで、その連勝が止まった対局が将棋世界 2017年5月号の「イメージと読みの将棋観」で取り上げられています。

連盟ではNHK杯予選の結果がすぐに公表されないため、ファンの間では7連勝かと思い込んでいたところ、実はそちらでも3連勝で本戦トーナメント出場を決めていたことが発覚しました。

しかも相手は棋王戦挑戦者の千田翔太六段と、相手にとって不足無しで見応え十分。

NHK杯で、ついに藤井四段の将棋が地上波で流れます。

第67回NHK杯本戦トーナメント表:左ブロックの真ん中やや下あたり

プロデビュー連勝新記録を懸けた対局

10連勝が1位タイ記録なら、当然次勝てば11連勝で歴代単独1位、新記録達成となります。

明日4月4日(火)に、プロデビュー連勝記録の更新を懸けて小林裕士七段と戦います。

小林七段は早指しで力を発揮するタイプの実力者であり、天才少年といえど簡単に勝てる棋士ではありません。

しかし、人々の期待する以上に応えて活躍してこそ真のスターというもの。

もし勝てば2017年度が始まって早々、またも話題を掻っ攫うことでしょう。

-藤井聡太