佐藤天彦

【名人戦】佐藤天彦名人が横歩取り勇気流で防衛に王手!【第5局】

お互いに後手番を制し合って、2勝2敗のタイで迎えた第75期名人戦第5局。

勝った方が先に王手をかける本局は、佐藤天彦名人が107手で稲葉陽八段を下しました。

本局は、このシリーズで初めて先手番が勝った対局となりました。

横歩取り勇気流

電王戦とのダブルスケジュールで多忙を極めたはずの天彦名人でしたが、対策は万全でした。

稲葉八段の横歩取りに、天彦名人が最近流行の「勇気流」で対抗します。

1日目から攻勢をとった天彦名人が主導権を握り、2日目になってもその優位は揺らぎませんでした。

そのまま攻め合っても勝てそうな終盤戦で、突如名人は、手堅く相手の指し手を潰していく方針へとギアチェンジします。

勝つまでに少し時間はかかりましたが、激辛流を彷彿とさせる指し手を前に、稲葉八段の手段が徐々に積み取られていきました。

これで天彦名人の3勝2敗となり、これまでリードされて追いつく展開でしたが、初めてリードを奪って第6局へと舞台は移ります。

藤井聡太特集の影で

6月2日に発売される将棋世界2017年7月号には、本シリーズの第3局の観戦記が掲載されます。

藤井聡太四段の活躍に目を奪われがちですが、21年振りに実現した20代同士の名人戦もね!

-佐藤天彦