藤井聡太

藤井聡太四段は「ラーメン通」ではないし、「竜馬がゆく」も読破していない

2017/06/05

2017年度に入り、藤井聡太四段が勝つたびに、ワイドショーで取り上げられる日々が続いています。

そしてその度に取り上げられるのが、藤井四段が昼食休憩時に注文した、いわゆる「勝負めし」です。

特別に「麺類が好き」というほどでもない

(画像:藤井聡太四段インタビュー  『強くなることが僕の使命』より)

藤井四段は麺類が好きだということになっており、史上最年少記録を塗り替えた強さの秘密 藤井聡太四段 14歳プロは羽生を超えるかにはそう書かれています。

昼食の注文は、加藤は特上寿司。藤井はかなり考えた末に、大好きな味噌煮込みうどんを東京で試してみようと決めた。

前日、東京で出発する前にも家で味噌煮込みうどんを食べてきた。麺類は大好物だ。

「東京のうどんは愛知とは違って麺がよく煮込まれていて、それはそれでおいしかった」。

しかし、将棋世界 2017年7月号のインタビュー「十四歳の地図」によれば、それほど好きというわけではないようです。

――ラーメン好きと報道されています。

「……ラーメン通というわけじゃないです。東京でラーメン屋さんに行ったことはないですし、(関西将棋会館のある大阪市の)福島がラーメン激戦区とは聞いていますけど、(行っても)けっこう混んでいて……」

おそらく、ラーメンを始め麺類が好きなのは事実だと思いますが、特別好きというほどではない、くらいの感じでしょうか。

「勝負めし」にもこだわりはない

実際、20連勝の対局となった6月2日の昼食は麺類ではありませんでした。

しかも、「特にこだわりはない」とキッパリ言い切っています。

毎回、“勝負メシ”として注目を浴びる藤井四段の昼食だが、この日は将棋会館1階にあるレストラン「イレブン」のサービスランチ「珍豚美人(ちんとんしゃん)」をオーダー。

藤井四段が注文することが多い麺類ではなく、メーンは豚肉の天ぷらに特製セサミソースをかけたものだった。

藤井四段は「特にこだわりはないですが、そういう気分でした。将棋には影響ありません」とキッパリ話した。

(引用:藤井四段が公式戦20連勝「勝負メシ?こだわりありません」より)

ちなみに、学校から家に帰って最初にすることは「おやつを食べる」ことだそうですが、おやつに関しても「こだわりはない」そうです。

将棋とは全く関係のない話を毎度毎度振られることに、本人はどういう気持ちで答えているのだろう?

まあ、「将棋めし」が話題なのは、藤井四段がプロになる前からのことだから、仕方のないことではあるけれど。

『竜馬がゆく』を読破した?

あともうひとつ、ワイドショーで盛んに取り上げられたのが、藤井四段が小学生の頃に『竜馬がゆく』を読んでいた、という話。

『ドキュメント藤井聡太四段』―史上最年少棋士はいかにして生まれたか―でも、その神童ぶりを表すエピソードとして書かれています。

小学4年生のときの記念色紙に、聡太はいちばん関心のあることに「将棋」と書いたあと、そのほかの関心事として、「読書、電王戦の結果、尖閣諸島問題、南海トラフ地震、名人戦の結果、原発」と書いている。

当時から新聞を隅々まで読んでいたという。

長い小説を読むのも好きで、小学校5年で司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読み切っていたというから、ここでも並みの子どもではない。

ところが、勝負メシのときと同じく将棋世界 2017年7月号では、「家にあったものを手に取ってみただけ」と答えています。

――読書家とも聞きます。小学4年生で司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読破したとか。

「いや……母が歴史ものを好きなので、家にあったものを手に取ってみただけです。旅行記とかは好きで村上春樹さんの『遠い太鼓』とか……。村上さんの小説は読んだことがないのですが……。(以下略)」

どうやら文章のニュアンス的に、家にあった『竜馬がゆく』をパラパラと読んだことはありそうですが、「読破した」というほど熱心に読んではいなさそうです。

参考書籍

-藤井聡太