藤井聡太

藤井聡太四段は早指しが苦手?

2017/06/06

明日6月7日(火)、藤井聡太四段が上州YAMADA杯の対局に挑みます。

ここまで負け無しの20連勝で、これまでのプロデビュー以来の連勝記録(11連勝)はとうの昔に塗り替え、竜王戦と棋王戦で決勝トーナメントに進出しています。

勝ちまくる棋士の宿命として対局が増え、6月2日に棋王戦予選があったかと思えば、10日にも第3期叡王戦で最大2戦することになります。

早指しは苦手?

(画像:藤井聡太四段は14歳で月収50万円? これから稼ぐ賞金額はより)

明日は最大3連戦で、全て勝てば連勝記録は23(歴代単独3位)まで伸びます。

それに加えて、将棋界で30年破られていない最多連勝記録、神谷八段の「28連勝」が見えてきます。

2日に20連勝とした藤井は、7日にYAMADA杯のトーナメント戦を控える。

同棋戦は持ち時間20分の早指し戦で、勝ち進めば1日3局指す。3勝を加算すれば羽生が持つ歴代3位タイの22連勝を超える。

話題は神谷広志八段(56)が1987年に達成した最多連勝記録28を更新するかへ移りそうだ。

(引用:羽生3冠&谷川九段が藤井四段絶賛 勝負のカギは7日の早指しより)

しかし、いくら破竹の勢いで勝ちまくっている藤井聡太四段といえど、どこかに落とし穴はあるもの。

実は藤井四段は、早指しが苦手かもしれないという説があります。

これまでに負けた将棋は全て早指し

- これまで、四段になってから公の場での敗戦は、七番勝負での対永瀬拓矢六段戦、獅子王戦(ニコニコ生放送)での対羽生戦、岡崎将棋まつりでの対豊島将之八段戦(60P参照)のみです。

広瀬 永瀬戦は、杉本さんの言葉を借りれば『想定していない将棋』でした。割と早い段階で秒読みに追い込まれましたが、そこから崩れないのは評価できます。ただ、相居飛車と違って、舟囲い対美濃のような対抗形だと、距離感がつかめていないかとも思います。(略)豊島戦は角換わりの最新形でしたが、持ち時間5分の1手30秒だったので、早指しは苦手なのかとも思います」

- 公式戦で残り1時間を切り、記録係に紙を出されると焦るという話を聞きました。秒読みに不安があるようです。

広瀬 実際に秒読みになったことはそれほどありませんが、終盤に時間を残したいのは、現代的なのでしょうか。

(引用:将棋世界 2017年7月号 P.44より)

たしかに非公式戦で負けた3局はいずれも早指しでした。

加えて参考記録として、三段時代に佐々木勇気五段に負けた将棋も、1手20秒のルールでした。

なお、「記録係に紙を出されると焦る」という話は、同じく7月号のインタビュー「十四歳の地図」に書いてあります。

羽生善治三冠も懸念する不安要素

羽生善治三冠も、明日の対局を早指しであるがゆえに懸念しています。

「次の3局が大きいと思います。そこを勝ち進めば前人未到の数字も現実味を帯びるでしょう」と羽生。

28連勝を見据え、同棋戦を難関とするのは持ち時間ゆえだ。

2日の棋王戦予選の4時間の12分の1。相手の手の内が全て見えるため、運が勝敗を支配する割合が圧倒的に少ないとされる将棋だが、持ち時間が短いと勘に頼らざるを得ないのも事実だ。

(引用:羽生3冠&谷川九段が藤井四段絶賛 勝負のカギは7日の早指しより)

初戦は都成竜馬四段、次戦が阪口悟五段、3局目が宮本広志五段か今泉健司四段。

全員順位戦ではC1かC2の棋士で、特別素晴らしい実績がある相手ではありませんが、振り飛車党が多いのが少し気がかりです。

-藤井聡太