ネット中継将棋観戦記(藤井聡太四段)

99.99%負けていた将棋ですら勝つ! 藤井聡太四段が23連勝で歴代単独3位

2017/08/21

藤井聡太四段が上州YAMADA杯で3連勝し、連勝記録を23まで伸ばしました!

これは歴代単独3位の連勝記録であり、羽生善治三冠の持つ22連勝をも塗り替えています。

6月10日にも叡王戦予選で(1局目に勝てば)2戦するため、25連勝で歴代単独2位までもが射程圏に入っています。

終わってみれば、藤井聡太四段は早指しが苦手?とか書いてたのがバカらしく思えてきました。

ほぼ負けていた将棋ですら勝つ

1戦目と3戦目は危なげなく勝った藤井四段ですが、2戦目は初黒星寸前、ほぼ負けていた将棋でした。

20連勝目となった澤田六段戦も、負けていた将棋を相手の逃げ間違いで拾った将棋でしたが、あちらは「詰むや詰まざるや」の複雑な局面での逆転でした。

でも今日の2戦目、対阪口悟五段戦は違います。

下図は終局一手前、137手目▲9二成銀(香車を取った)までの局面。

この手の意味は、▲9九香の一手詰めを狙ったものですが、ただそれだけの狙いしかなく、後手としてはそれさえ防げば勝ちです。

先手にはもう金駒がない、ならば8筋に逃げだせば勝ちだ、と指した138手目△8五歩が痛恨の大悪手。

この手には、香車ではなく▲9六金!(この手で後手が投了)と出る手があり、取っても逃げても後手玉は詰み。

本局はいわば「詰まざるや詰まざるや」の、絶対に勝てない将棋を相手のトン死に救われた将棋でした。

99.99%負けていた将棋を勝つなんて、将棋の神に愛されすぎてる。

血が逆流したに違いない

将棋界の若きニューヒーローを寸前ながら、無念の逆転負けを喫した阪口五段。

世間にその名を知らしめる大チャンスだったのですが、たった一手の大ポカでそれをフイにしてしまいました。

阪口五段はあの△8五歩を指した瞬間に、全身の血が逆流したに違いありません。

将棋を長く続けていれば必ず一度は経験したことのある、あの「なぜか指した瞬間に大悪手だと分かる」、アレです。

ちなみに後手の正着は△7四角で、△9六歩を打てるようにするのがミソ。

6月8日からオンラインで藤井四段の扇子が発売!

藤井聡太フィーバーに湧く世間の需要に応えて、日本将棋連盟は本日(6/7)、藤井聡太四段の扇子を発売しました。

が、発売早々に売り切れてしまいました(→藤井聡太四段の「大志」扇子、光の速さで売り切れる)。

ですがオンラインショップでは6月8日から発売なので、まだ手に入れるチャンスは残っています

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

四段 藤井聡太扇子「大志」
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