菅井竜也

ついにタイトル戦登場! 菅井竜也七段の飛躍

2017/06/23

澤田真吾六段に勝って王位戦挑戦者となった菅井竜也七段。

棋聖戦挑戦者となった斎藤慎太郎七段に続く、平成生まれのタイトル戦挑戦者。

デビュー当時から期待され続けていた若手のホープが、いよいよタイトル戦の舞台に登場し、羽生善治王位に挑みます。

棋士8年目の飛躍

(画像:王位戦中継ブログより)

菅井竜也七段は1992年4月17生まれの25歳。

2010年4月1日付で棋士になり、2017年度が棋士生活8年目の年度となります。

昨年12月に鮮烈なデビューから7年 新手メーカー・菅井竜也七段という記事を書きましたが、半年前の段階ではB級2組&タイトル戦登場経験なしの、よく勝つ若手のひとりでした。

それから半年でB級1組昇級&王位戦挑戦者となり、ついにブレイクしました。

勝率7割前後で勝ちまくる

過去7年間(2010~2016年度)、毎年7割前後の勝率を残してきました。

年度 年齢 対局数 勝数 負数 勝率
2010 18 42 32 10 0.762
2011 19 49 36 13 0.735
2012 20 41 28 13 0.683
2013 21 39 29 10 0.744
2014 22 54 43 11 0.796
2015 23 50 34 16 0.680
2016 24 43 30 13 0.698

今までタイトル戦に出たことが無いのが不思議なくらいの勝ちっぷりです。

2017年度も6月10日現在、9戦7勝2敗(0.778)と好発進しており、通算成績は327戦239勝88敗(勝率:0.7308)です。

勝率7割3分というのは、まだ対局数の少ない近藤誠也五段と藤井聡太四段を除いた、全棋士中1位の高勝率。

驚異の順位戦成績

また順位戦でも、過去7勝以下だったことがないという驚異の成績です。

年度 年齢 クラス 勝数 負数 順位
2010 18 C2 8 2 7位
2011 19 C2 9 1 4位
2012 20 C2 9 1 1位
2013 21 C1 8 2 4位
2014 22 C1 9 1 1位
2015 23 B2 8 2 3位
2016 24 B2 8 2 2位

これだけ勝っていると、むしろ今年からB級1組なのが不思議に思えてきますが、その理由は運に恵まれないことが多かったからです。

順位6位で9勝1敗だった2011年度は、10戦全勝が3人現れるという稀有な結果となり、頭ハネの憂き目に遭いました。

B級2組1期目の第74期(2015年度)も8勝2敗ながら新参ゆえの順位の悪さが響いて頭ハネ。

もうほんのちょっとだけ運が良ければ、すでにA級にいてもおかしくない逸材なのです。

-菅井竜也