ネット中継将棋観戦記(藤井聡太四段)

並の棋士なら逆転している将棋でも勝つ! 藤井聡太四段が公式戦26連勝!

2017/08/21

藤井聡太四段が第76期C級2組順位戦第1局で瀬川晶司五段に勝ち、プロデビュー以来の連勝を「26」に伸ばしました。

初参加の順位戦で、23時近くまでかかる体力的にも大変な将棋でしたが、見事ベテランに競り勝ちました。

将棋の内容も素晴らしく、瀬川五段の頑張りも含めて見応えのある熱戦でした。

最多連勝記録まであと2勝!

本局は藤井四段が先手を持っても後手を持っても得意の角換わり。

先手の瀬川五段が勢いよく仕掛けるも、それを上手く受け止めた藤井四段がペースを握ります。

そのまま徐々に優位を拡げ、夕食休憩に入ったときの局面ではかなり差をつけていました。

見落としがあっても容易には崩れない


しかし、夕食明けからの瀬川五段の粘りが凄まじく、藤井四段の見落とし(91手目▲4六桂)もあって、少しずつ差が小さくなっていきます。

ニコ生で解説を務めた佐々木勇気五段いわく、「並の棋士なら逆転している将棋」でしたが、藤井四段は腰を据えて読みを入れ直し、受けに回って自分から崩れないよう辛抱します。

どちらが勝ってもおかしくない終盤戦でしたが、序盤に築いた安全地帯に逃げ込み、最後に勝っていたのは藤井四段。

それまでに紆余曲折あれど、なぜか最後は大差になっている、いつもの勝ち方でした。

藤井四段は順位戦初対局を幸先よく制し、1勝目を挙げ、1期抜けに一歩前進です。

14歳、元サラリーマン、女性三段が一同に会する

下の画像は、AbemaTVでの中継を撮影したもの。

59手目を長考中の瀬川五段と、夕食を長考中の藤井四段、そして本局の記録係を務めた里見香奈奨励会三段。

ひとりは62年振りに最年少棋士記録を塗り替えた、史上5人目の中学生棋士。

ひとりは一度は棋士への道を断たれるも、アマチュアとして公式戦で活躍し、編入試験を経て35歳にして夢をかなえた棋士。

ひとりは女性として初の四段昇段を目指す、女流五冠としての顔を持つ奨励会三段。

それぞれ異色の経歴を持つ3名が揃い踏みする、珍しい対局でした。

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