ネット中継将棋観戦記(藤井聡太四段)

藤井聡太四段が公式戦3敗目 菅井竜也七段を相手に完敗を喫する

2017/08/16

第67期王将戦一次予選決勝で、藤井聡太四段が菅井竜也七段に負け、二次予選進出を逃しました。

公式戦最多連勝記録を塗り替えた藤井四段といえど、菅井七段は別格の強敵であることは重々承知していました。

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勝てない可能性は大いにあり得るとは思っていましたが、いざ現実に負けてしまうとやはり悔しいものです。

菅井七段の完勝

菅井七段の中飛車穴熊に、藤井四段が急戦を仕掛けて開戦した本局の投了図。

典型的な「一手差」の終局であり、「一手差は大差」の格言通り、藤井四段の完敗でした。

この日の対局は、菅井七段が得意の「中飛車」戦法を用い、激しい攻め合いを制した。

終局後、菅井七段は藤井四段の印象について「終盤に強い人だなと思っていたので、そこは警戒した。まだ一局だけでは分からない」と話した。

藤井四段は「踏み込まれてから一直線の展開になり、はっきり負けにしてしまった。読みの精度が低かった」と振り返り、「完敗。実力不足」と認めた。

藤井四段は本拠とする関西将棋会館で初の敗戦となった。

(引用:藤井四段が王将戦敗退 菅井七段に完敗、公式戦3敗目より)

菅井七段が少し有利くらいの局面から、一番強い手で一直線に勝ちに行き、手堅く受けつつも正確に寄せ切るという強者の指し回しでした。

挑戦中の王位戦での、羽生善治王位相手の圧巻の指し回しといい、最近の菅井七段の充実ぶりたるや尋常ではありません。

藤井四段、公式戦初の完敗

(画像:Livedoor NEWSより)

藤井四段が公式戦で負けるのは3度目ですが、過去2局は負けるにしてもタダでは転ばず、途中でしっかりと見せ場は作っていました。

佐々木(勇)戦では苦しくなってからの指し回しが才能を感じさせるものだったし、三枚堂戦では中盤のねじり合いが見応えあるものでした。

ところが本局は、藤井四段から仕掛けて、手に乗って捌かれ、そのまま押し切られるという内容でした。

特筆すべき局面もなく、藤井四段にとっては「公式戦初の完敗」と言っても過言ではないと思います。

次局は8月10日、順位戦第3局

この敗戦により、「二次予選決勝で羽生善治三冠に勝ってリーグ入り」の道は断たれました。

次の対局は8月10日(木)のC級2組順位戦3回戦、高見泰地五段です。

過去2局の順位戦は、危ういところはありながらもきっちり連勝しています。

次戦も是非とも勝って、昇級に近づいてほしいと思います!

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