ネット中継将棋観戦記(藤井聡太四段)

藤井聡太四段が公式戦4敗目 A級棋士・豊島将之八段に力負け

藤井聡太四段にとって初めてのA級棋士との対局は、豊島将之八段に敗れました。

それと同時に、第43期棋王戦本戦トーナメント敗退が決まりました。

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今年5月のリベンジマッチ

藤井四段と豊島八段は今年5月、非公式戦で席上対局をしており、結果は豊島八段の完勝でした。

終盤に入る前に力負け

藤井四段の先手番で、得意の角換わりを豊島八段が受けて立つ形で始まります。

藤井四段にとって棋王戦の対局は6月2日の澤田真吾六段戦以来ですが、同じくその対局以来の千日手が成立しました。

藤井四段の先手で始まった対局は午前11時53分、同一局面が4回出る「千日手」が59手で成立。

昼食休憩後の午後12時40分から先手・後手が入れ替わって指し直された。

藤井四段にとって公式戦での千日手成立は6月2日の澤田真吾六段戦(20連勝目)以来2度目。

一般的にやや不利とされる後手に回った上、千日手局で持ち時間を1時間以上消費していたことが響いた形だ。

藤井四段の通算4敗はすべて後手番。

(引用:藤井四段が夏休み最後の対局白星で飾れず…A級棋士・豊島八段に敗れ4敗目「実力不足」より)

後手番となった指し直し局もまた角換わりになりましたが、先手番となった豊島八段が先に仕掛けられ、以降ずっと苦しい形勢のまま押し切られました。

少々不利な将棋でも終盤戦に持ち込んで、幾度となく逆転勝ちしてきた藤井四段。

ですが本局は、終盤に入るまでもなく力負けでした。

豊島八段「やっぱり強いなと思った」

以下、終局後のお互いの印象についてのコメント。

終局後、藤井四段は「はっきり力負け。実力の差、壁の高さを感じた。まだまだタイトルには実力不足。これから一歩一歩強くなっていきたい」と話した。

(略)

豊島八段は藤井四段について「嫌だなと思う手を指し続けられた。やっぱり強いなと思った」と語った。

(引用:藤井四段が棋王戦敗退 中学生でタイトル獲得ならずより)

シロウト目には、藤井四段がいいところなく敗れたようにしか見えませんでしたが、現役A級棋士の目には「強い」と映っていたようです。

ほろ苦い夏休み

2017年度成績は32戦28勝4敗(0.875)となり、勝率が再び9割を切ってしまいました。

そして本局を以て、藤井四段の8月の対局は終了です。

藤井四段は9月1日に中学校の2学期の始業式を迎えるため、この日が夏休み最後の対局。

「1日ざっと7時間ほど」将棋の研究に費やした夏休みだったが、最後は黒星となった。

(引用:藤井四段が夏休み最後の対局白星で飾れず…A級棋士・豊島八段に敗れ4敗目「実力不足」より)

A級棋士との実力差を見せつけられ、今年度中のタイトル獲得の可能性も潰え、ほろ苦い夏休みとなりました。

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