ネット中継将棋観戦記

松尾歩八段が羽生善治三冠に勝って1勝1敗のタイに! 【第30期竜王戦挑戦者決定戦第2局】

渡辺明竜王への挑戦者を決める、第30期竜王戦挑戦者決定戦第2局。

松尾歩八段が羽生善治三冠を89手で下し、1勝1敗のタイに持ち込みました。

関連記事羽生善治三冠の「永世七冠」への挑戦

永世七冠に向けて足踏み

(画像:竜王戦中継ブログより)

本局に羽生三冠が勝っていれば、7年振りの竜王挑戦、そしてその先には永世七冠への挑戦があったのですが、残念ながら決めきれませんでした。

関連記事羽生善治三冠、将棋世界の表紙に5ヶ月ぶりの登場 【将棋世界2017年10月号】

松尾八段の型破りな横歩取り

(画像:竜王戦中継ブログより)

松尾八段の先手番、羽生三冠の後手番の本局の戦型は横歩取り。

オーソドックスな横歩取り3三角型になるかと思いきや、先手の松尾八段が横歩を取らず、逆に後手の羽生三冠が横歩を取るという型破りな展開となります。

負ければ挑決敗退という大一番で、これだけ大胆な作戦を採用する松尾八段の心意気や良し。

もっともその作戦そのものはあまり上手くいったようには見えず、中盤戦では羽生三冠にペースを掴まれます。

急転直下の勝ち筋

しかし、その後の羽生三冠の手に乗って上手く後手陣へプレッシャーをかけると、なぜか羽生三冠がらしからぬ暴発。

先日の王位戦第4局では羽生マジックが不発に終わって3敗目を喫しましたが、本局は羽生マジックを出しようもない手順に進んでしまいます、

突如直線的な寄せ合いとなり、急転直下で松尾八段の勝ち筋に入ります。

最後は羽生玉を長手数の即詰みに打ち取り、悲願の初タイトル挑戦に逆王手をかけました。

第3局は9月8日(金)

節目の第30期竜王戦の挑戦者の座を懸けた三番勝負。

挑決第1局を制した羽生三冠の方が圧倒的に有利な状況でしたが、松尾八段が底力を発揮し、踏み止まりました。

羽生三冠が悲願の永世七冠に挑むのか、それとも松尾八段が初の挑戦権を勝ち取るのか。

今度こそ挑戦者が決まる第3局は、9月8日(金)に行われます。

-ネット中継将棋観戦記