ネット中継将棋観戦記(藤井聡太四段)

藤井聡太四段が順位戦4連勝!異例のハイペースで通算40勝

第76期C級2組順位戦4回戦で藤井聡太四段が佐藤慎一五段に勝ち、負け無しの4連勝を決めました!

同時に、C級2組4回戦の対局がすべて終わり、全勝者は藤井四段を含めて5人に絞られました。

悲願の1期抜けに向けて、今のところ理想的な展開を進んでいます。

通算40勝 記録には残らない新記録

本局の勝利により、藤井四段は早くも通算40勝(6敗)に到達しています。

しかも、歴代中学生棋士の先輩方よりもハイペースという、記録には残らない新記録も打ち立てています。

将棋の公式戦29連勝の記録を持つ藤井聡太四段(15)が14日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第76期名人戦順位戦C級2組の4回戦で佐藤慎一五段(35)に119手で勝ち、開幕から4連勝を飾った。

藤井四段の通算成績は40勝6敗となった。

(引用:順位戦C級2組 藤井四段が4連勝より)

過去の中学生棋士4人は、デビュー後に40勝目を挙げるまで、加藤九段は11敗、羽生善治二冠(46)は12敗、谷川浩司九段(55)は19敗、渡辺明竜王(33)は23敗を喫している。藤井は偉大な棋士たちを超えるロケットスタートを見せていることになる。

(引用:藤井四段が節目の40勝…順位戦で佐藤慎一五段破るより)

負けた6局は全て、若干不利とされる後手番でのもので、先手番での無敗記録はいまだ健在。

2017年度成績は36戦30勝6敗となり、50年振りの新記録更新が注目される勝率は、8割3分3厘に上昇しています。

またしても「打ち歩詰め」に呼び込んで勝つ

(画像:将棋・藤井聡太四段、節目の通算40勝目 先手番無敗は継続/順位戦C級2組より)

藤井四段の先手で、角換わりの出だしから駆け引きの末に相矢倉もどきの持久戦に展開。

途中までは、後手の方が模様が良さそうな局面が続きましたが、駒がぶつかり合ってからは藤井四段が主導権を握ります。

後手は勝負手を放って先手玉を一気に寄りが立ちに追い込みますが、それは藤井四段の読み筋。

それらを利用したうえで後手玉を一気に寄せ切る手順を読み切っており、序盤のジリジリとした展開が嘘のように、スピーディーに決着がつきました。

魅力的な勝ち方

順位戦2回戦の対・中田功七段戦のように「打ち歩詰め」の形に呼び込んでから、得意の終盤力をもって、返す刀であっという間に寄せ切る。

こういうスリリングな勝ち方で魅せてくれるのが、藤井聡太四段の将棋の魅力です。

次戦は9月20日(水)

藤井四段の次の対局は、9月20日(水)に行われる第66期王座戦一次予選、相手は小林健二九段です。

小林九段は、藤井四段の師匠の杉本昌隆七段の兄弟子にあたる、中京棋界の大先輩棋士。

小林九段とはすでに一度戦っており、藤井四段が勝利しています。→藤井聡太四段、師匠の兄弟子に勝って王位戦の初陣を飾る

日本将棋連盟の対局予定に中継が明示されるようになったのですが、本局はどれもないのが残念。

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