森内俊之

将棋棋士の名言集 森内俊之(Vol.1)

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(画像:竜王戦中継ブログより引用)

プロフィール

羽生善治三冠とは子どもの頃からのライバルで、生まれ年も同じ。

羽生世代のひとりとして若くして将来を嘱望される存在だったが、初タイトルは31歳のときだった。

しかしそれ以来、特に名人戦でその真価を発揮。

2007年、羽生善治三冠に先んじて十八世名人の資格を得る。

名言集

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プロである以上、負けてうれしい将棋というものはない。それでも自分のすべてを出しきれたときは、充足感を覚えることがある。
一期で終わったとは言え、”名人”という壁を越えた自信が私を成長させたのかもしれない。越えられないと思っていた壁だったが、一度越えてしまえば、また越えられるような気持ちになれた。
将棋は、相手と勝ち負けを競いながら、棋譜という作品をともに作り上げる作業でもある。
私の長い棋士人生を支えてきたのは、”考える根気”なのではないかと自分では思っている。
私は大きな無力感に包まれた。子供の頃から将棋の道を進み、将棋のために多くのエネルギーを使ってきた。しかし、大きな災害の前に、自分はどうしていいのか分からなくなってしまった。
要するに、将棋とはいかにミスをしないか、少なくするかという戦いなのだ。
実は、1回目のミスはそれほど大きく情勢に影響しない場合も多いのだが、動揺した精神状態で犯す二回目のミスは致命傷となりうる。大切なのは、冷静になって丁寧に考え直すことだ。
ミスをしないなんてありえない。誰でも、どんなときでもミスはある。だから自分のミスを許そう、と。大切なのは、一回目のミスを許容する余裕だ。
調子がいいときは、何をやってもうまくいくものだ。新しいことに挑戦するなら、こういう時期のほうが良い。そこでさらに自分の幅を広げることができるからだ。
私にとって、敗戦は勝利のための必要経費のようなものだ。棋譜で見ているのと、実際にやって負けるのとでは、まるで違う。知識と経験は別物だ。たとえ負けたとしても、公式戦の場で集中して考えることで、棋士として進化できるはずだと信じている。

出典

以上の名言は、以下の書籍より引用しました。

森内俊之九段の言葉をもっと知りたい方は、是非読んでみてください。

-森内俊之