藤井聡太 記録から見る将棋界

藤井聡太四段の2017年度の半年間の成績まとめ

2017年10月1日をもって、めでたく藤井聡太四段がプロデビュー1周年を迎えました。

同時に2017年度の将棋界も9月末日で半年が経過したので、藤井四段の2017年度の半年間の成績をまとめてみました。

そうすることで、最多連勝記録に続いて新たに塗り替えられそうな記録が見えてきます。

タイトル戦&一般棋戦の勝ち上がり状況

八大タイトル戦と一般棋戦の勝ち上がり状況については、以下の記事にまとめています(初投稿時から追記しています)。

この記事では以下、藤井四段の成績について

藤井聡太四段の2017年度の半年間の成績

(画像:日本将棋連盟より)

藤井聡太四段の2017年度の半年間(2017年9月29日時点)の、対局数をはじめとする成績を表にまとめました(参照:日本将棋連盟 今年度棋士成績・記録より)。

対局数 勝数 負数 勝率 連勝
38 32 6 0.8421 29

これらの記録を、ランキングで表すと以下の通りです(参照:日本将棋連盟 今年度棋士成績・記録より)。

対局数 暫定1位
勝数 暫定1位
勝率 暫定2位
連勝 歴代1位

連勝記録に関しては、日本中の人間が知っているので、今更深く書く必要はありません。

デビュー戦から負け無しで29連勝もすれば、当然対局数も勝数も比例して増えるので、その2つも今のところ1位です。

勝率は長らくぶっちぎりの1位でしたが、今では2位タイに甘んじています(同率2位は渡辺大夢四段)。

勝率暫定1位・豊島将之八段

現在の1位は、藤井四段も棋王戦決勝トーナメントで敗れた豊島将之八段の8割7分(20勝3敗)です。

A級棋士になってからの豊島八段の強さたるや尋常ではなく、何か吹っ切れたように勝ちまくっています。

ただ、C2の藤井四段とA級の豊島八段では、当たる相手の強さが段違いなので、まだまだ逆転の可能性は十分にあります。

歴代最高を更新できそうな記録はある?

連勝記録以外でも最高記録の更新が期待される藤井聡太四段。

上記の藤井四段の成績と、対局数・勝数・勝率それぞれの歴代最高記録を見比べると、連勝記録に続いて「あの記録」を塗り替えられそうです。

部門 最高記録 棋士名 達成年度 年齢
対局数 89 羽生善治 2000年度 30歳
勝数 68 羽生善治 2000年度 30歳
勝率 0.8545 中原誠 1967年度 20歳

(*参考:日本将棋連盟 歴代ベスト記録・ランキングより)

残り半年間あるわけですが、対局数と勝数で更新は難しそうです。

新人棋戦3つで勝ち上がっていればできそうでしたが、全部揃ってベスト8で敗退しました。

50年振りの新記録樹立なるか?

ただし、「勝率」については大いに可能性があります。

関連記事藤井聡太四段は最高勝率記録をも塗り替えられるか?

デビュー間もなくから参加していた棋戦では、勝ち上がるにつれて強敵と戦う頻度も増え、結果負けることも増えました。

しかし最近になって参加した棋戦では、予選の一番下からの参加になるため、また勝ちが増え、勝率も上がることが期待できます。

連勝記録は30年振りの更新でしたが、勝率に関しては、もし実現すれば、なんと50年振りの新記録となります。

2017年度末、日本中が熱狂したあのフィーバーが、また帰ってくるかもしれません。

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