里見香奈

最後の三段リーグに挑む里見香奈奨励会三段

2017/11/07

誰もが認める女流棋界の第一人者・里見香奈女流五冠は、2017年度も相変わらず「強い」の一言。

6月に女流王位をフルセットの末に防衛した後、女流王将戦でも2連勝で防衛に成功し、3連覇を果たしています。

毎年当たり前のように女流タイトルを4つも5つも保持しているものですから、通算タイトル獲得記録も28期まで伸びています。

1位が清水市代女流六段の通算43期なので、女流棋戦に参加し続けるなら、あと2年か3年で軽く超えてしまいます。

第62回三段リーグが開幕

(画像:女流王位戦中継ブログより)

10月末からはリコー杯、11月からは倉敷藤花戦の防衛戦に臨む里見女流五冠ですが、それらに先だって、新たな奨励会三段リーグが始まっています。

その第62回リーグ戦の1,2回戦が10月21日(土)に行われ、1勝1敗と、可もなく不可もないスタートとなりました。

かつて「出雲のイナズマ」と称された鋭い攻め将棋を武器に、16歳で初タイトルを獲得した天才少女もすでに25歳。

そして2018年3月には、26歳の誕生日を迎えます。

...そう、26歳といえば奨励会三段の年齢制限であり、里見三段は今回が最後の三段リーグになる可能性があるのです。

女流棋界では無敵でも三段リーグでは苦戦

期間 勝数 負数 順位
58 2015年10月~2016年3月 5 13 30/30
59 2016年04月~2016年9月 7 11 23/29
60 2016年10月~2017年3月 8 10 22/32
61 2017年04月~2017年9月 7 11 25/31

里見三段は女流棋界では頭二つ抜け出た存在ですが、三段リーグではおおむね苦戦しています。

今までに参加した過去4期の三段リーグで、全て負け越しています。

初参加以来、少しずつ成績が良くなっているのが救いでしたが、4期目は指し分け以上になると思いきや、7勝止まりに逆戻りしてしまいました。

「将棋界初の女性棋士」という宿願

本当なら第55回から参加するはずでしたが、体調不良による休場を余儀なくされた時期があり、第58回からの参加となりました。

その参加し損ねた55~57回に参加できていれば、少なくとも今頃はもっと成績が良かったのでは...と思いたくもなりますが、勝負の世界にタラレバは禁句。

私は里見さんと同世代の方なので、是非とも「将棋界初の女性棋士」という宿願を果たしてほしいと願っています。

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-里見香奈