女流棋士

2017年度の女流6大タイトル戦のうち、4棋戦で挑戦者になった伊藤沙恵女流二段

第44期女流名人戦の挑戦者が伊藤沙恵女流二段に決まりました。

そして2017年度の女流六大タイトル戦の挑戦者が全て決まり、伊藤沙恵女流二段が今期4度目の挑戦者として名乗りを上げています。

2017年度女流タイトル戦

棋戦 在位者 挑戦者
第10期マイナビ 加藤桃子 上田初美
第28期女流王位戦 里見香奈 伊藤沙恵
第39期女流王将戦 里見香奈 伊藤沙恵
第7期女流王座戦 里見香奈 加藤桃子
第25期倉敷藤花戦 里見香奈 伊藤沙恵
第44期女流名人戦 里見香奈 伊藤沙恵

女流棋戦は毎年度お馴染みのマイナビ女子オープンから始まりますが、本来の調子を取り戻していた加藤桃子女王があっさり防衛に成功しました。

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女流王位戦では里見香奈女流五冠の切れ味がイマイチよろしくなく、フルセットにもつれ込んだものの、最後にはしっかり防衛しています。

そして4ヶ月ほど期間が開いて、女流王将戦では再び同じ対戦となりましたが、こちらは里見女流五冠が2連勝であっさり防衛。

女流王座戦は10月26日(木)に開幕し、里見女流五冠と加藤女王が昨年と立場を変えて再び相見えます。

来月上旬には倉敷藤花戦が、年が明けてからは女流名人戦が開幕します。

女流棋士に転身して約3年が経った伊藤沙恵女流二段

(画像:女流王位戦中継ブログより)

伊藤沙恵女流二段は元々奨励会員でしたが、2014年10月1日付で女流棋士に転身しました。

棋士への道を断念したとはいえ、奨励会1級まで勝ち上がったツワモノですから、女流棋戦では早くから活躍しています。

デビュー1年ほどでいきなり女流王座戦で加藤桃子女王と、里見香奈の休場により返上したタイトルの座を争いました。

そのときはフルセット(+持将棋)の末に敗れ、2016年度は室谷由紀女流二段香川愛生女流三段の影に隠れていたものの、2017年度に大爆発!

望外の結果

以下、伊藤沙恵女流二段による、女流名人戦に向けての抱負。

1敗がいないため、最終9回戦の一斉対局を待たずに女流名人初挑戦を決めた伊藤は「望外の結果です。数々の名勝負が繰り広げられた歴史ある棋戦。タイトルは獲りたいですが、とてつもなく大きなこと。簡単ではないですが、なんとか頑張りたいです」と初タイトルへの抱負を語った。

(引用:里見女流名人への挑戦者に伊藤沙恵女流二段 リーグ戦8連勝で決めるより)

...「望外」という言葉は、以前から将棋界で使われてきた謙遜の常套句ですが、今となっては藤井聡太四段の専売特許みたいに思えてしまうフシギ。

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