藤井聡太六段(当時)の朝日杯優勝

藤井聡太四段がA級棋士に公式戦初勝利! 朝日杯本戦トーナメントにも進出を決める

2018/09/28

藤井聡太四段が第11回朝日杯二次予選で屋敷伸之九段と松尾歩八段に勝ち、本戦トーナメント出場が決定しました!

昨年のクリスマスイブに、加藤一二三九段との公式戦初対局を迎えてから約1年。

これまで藤井四段が一度も勝ったことのなかった、A級棋士とB1棋士に勝っての本戦出場です!

A級棋士に公式戦初勝利

(画像:棋王戦中継ブログより)

藤井聡太四段はA級棋士とは豊島将之八段と稲葉陽八段、B級1組の棋士とは菅井竜也七段(現王位)と公式戦で対局したことがありました。

結果は全敗で、まだトップ棋士相手には分が悪いかな...という感じでした。

しかしこの度、A級棋士の屋敷伸之九段、B級1組で毎年のように好成績を収めている松尾歩八段に勝ったことで、ひとつの壁を超えたことになります。

対・屋敷伸之九段戦

屋敷九段お得意の屋敷流二枚銀戦法...ではなく、矢倉模様から序盤早々に左銀を中央に動員していきます。

おそらくこの日のために練りに練ってきたであろう作戦で先手が攻勢をとり、藤井四段も強く反発します。

激しい攻め合いとなりましたが、先手の攻めが一段落した隙を突き、藤井四段が鋭い寄せを決めて勝利しました。

86手目△4六飛が決め手で、数手後に後手陣の飛車(4二)までもが寄せに働く、華麗な収束でした。

本局はAbemaTVで生中継がされており、終局後に別室で行われていた感想戦の様子までも観ることができました。

本譜は△4六飛に対して、屋敷九段は▲7五角と打ちましたが、代案として▲6五角が検討されていました。

解説の都成竜馬四段が盤面の動きを見ながら、それならどうなっていたかを解説されていましたが、やはり▲6五角でも藤井四段の勝ちだそうです。

対・松尾歩八段戦

居飛車党の松尾八段が中飛車に振り、穴熊に潜ってガチガチに固める意表の戦型になりました。

藤井四段もさすがに予想していなかったであろう進行でしたが、臆することなく駒を捌き合い、優位を築きます。

圧巻だったのは、桂馬の三連発でガチガチの穴熊を一発で仕留めた終盤の寄せ。

次に△1八銀の詰めろなので▲同歩と応じるしかありませんが、△2七桂打と気分良くぶちこみ、穴熊の金銀が一瞬で吹き飛びました。

「三桂あって詰まぬこと無し」という、意外にアテにならない格言がありますが、本譜はその通りの展開となりました。

そして本局を終えた後、藤井聡太四段が向かった先は...→藤井聡太四段の向上心

いよいよタイトル保持者との公式戦初手合いが実現?

藤井四段は二次予選を勝ち抜き、本戦トーナメントに進出が決定したわけですが、もちろん史上最年少記録です。

将棋の中学生棋士、藤井聡太四段(15)が15日、東京都渋谷区の将棋会館であった第11回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の2次予選に臨み、1回戦で屋敷伸之九段(45)、決勝で松尾歩八段(37)に勝ち、本戦出場を決めた。15歳での本戦出場は史上最年少記録。

(略)

1月に始まる本戦トーナメント(16人出場)では羽生善治竜王(47)らタイトル保持者がシード棋士として登場する。藤井四段は1回戦でシード棋士と対戦する予定。

(引用:藤井四段が史上最年少で本戦出場 朝日杯将棋オープン戦より)

そして上記の通り、年明けから始まる本戦の藤井四段の1回戦の相手は、シード棋士になると報じられています。

もしその通りになれば、藤井四段にとって公式戦初のタイトル保持者との対局が実現することになるかもしれません。

-藤井聡太六段(当時)の朝日杯優勝