ネット中継将棋観戦記

在り得ないことが2つも起こった、2017年度の「将棋界の一番長い日」

「将棋界の一番長い日」こと、2017年度の第76期A級順位戦最終局。

開始前の時点で考えられ得た、最も劇的な結末がそっくりそのまま実現しました。

確かに可能性はあったけれども、「現実に起こるとは在り得ない」と思っていたことが、2つも起こりました。

6勝4敗の6名によるプレーオフ


在り得ないこと1つ目、つまり6勝4敗のの6名による、順位戦史上初の6者プレーオフです。

まるで将棋の神様が最初からこうすると決めていたかのごとく、6者プレーオフになるために、勝つべき人が勝ち、負けるべき人が負けました。

これは...なんというか、将棋界に活気があるからこそ、なのでしょうか?

過密スケジュールのプレーオフ

プレーオフは4日に始まります。

最終局が始まる前までは同率首位だった二名の対局から始まるパラマストーナメント。

誰が挑戦者になるにしても、プレーオフは全部で5局。

この顔合わせで王将戦第5局が6、7日に行われるので、相当の強行スケジュールですね。

ちなみにその勝者は、10日にまた佐藤康光九段とのプレーオフ第2戦に臨みます。

まさかの渡辺明棋王がB級1組へ降級

そして在り得ないこと2つ目、渡辺明棋王のB1陥落が決まりました。

個人的には、6名によるプレーオフよりも、こちらの方に驚いています。

渡辺棋王ほどの棋士がまさか、という意味もそうですが、順位3位で4勝しながら落ちるとは、という意味でもあります。

過去7期、A級で負け越したこともなかった渡辺棋王ですが、8期目にしてまさかのB級1組陥落。

渡辺棋王ほどの棋士が、名人戦の挑戦者にすらなっていないことが摩訶不思議なのに、さらに遠のくとは…。

竜王を失い、永世七冠の立役者となり、さらにA級からも陥落とは、ちょっと…。

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