藤井聡太六段のC級2組全勝1期抜け

藤井聡太六段がC級2組を10戦全勝で昇級!

藤井聡太六段と三枚堂達也六段。

第76期C級2組順位戦の組み合わせが発表されたとき、最終局が互いの昇級を懸けた大決戦になると思いました。

その前哨戦ともいうべき対局が夏に行われ、激しい競り合いの末、三枚堂四段(当時)が制しました。

それから約8ヶ月の月日が流れ、2018年3月15日に行われた第76期C級2組10回戦

大熱戦になると思いきや...。

藤井六段が9回戦の時点で昇級を決め、三枚堂六段は意外に今期は奮わなかったため、本局は昇級を懸けた対局にはなりませんでした。

しかし、藤井六段にとっては15連勝(+その他もろもろの記録)を懸けたリターンマッチであり、三枚堂六段にとっても勝つと負けるでは来期の順位が大違い。

互いに負けられぬ勝負であり、新進気鋭の若手同士の対局ですから、さぞかし死力を尽くした大熱戦になるであろう…。

そう思っていたのですが、ところがどっこい。

藤井聡太六段が横歩取りで完勝

(画像:AbemaTIMESより)

藤井六段が横歩取り青野流から強気に攻め立て、終始ペースをつかんだまま押し切りました。

横歩取りは元々、藤井六段がやや苦手にしていた戦型ですが、朝日杯で佐藤天彦名人に勝ったことが自信になったのでしょう。

総手数わずか85手...つまり、後手の粘りようのない将棋だったということです。

最後、三枚堂六段が形作りになっているのかいないのか分からぬ王手をかけ、藤井玉が初期位置に舞い戻ったのをみて、投了を告げました。

その声に力はなく、いいところなく敗れた無念を感じる姿でした。

年度60勝&15連勝

順位戦に限っては、勝っても負けても何の影響もない藤井六段でしたが、強敵にリベンジを果たして全勝を決め、昇級に華を添えました。

順位戦を全勝で1期抜けしたのは、過去5名しかおらず、藤井六段が6人目です。

他にも、本局の勝利により史上4人目の年度60勝に到達(参考:日本将棋連盟 歴代ベスト記録)。

連勝も15に伸び、夢の30連勝にまた一歩近づいています。

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