藤井聡太六段のC級2組全勝1期抜け

藤井聡太六段のC級2組順位戦1期抜けへの軌跡

藤井聡太四段はC級2組を1期抜けできるか?という記事を書いたのが、藤井フィーバー真っ盛りの昨年6月。

当たり的には厳しめだったはずなのですが、終わってみれば、全勝で見事昇級を果たしました。

藤井聡太六段の今期の順位戦、つまり1期抜けへの軌跡を振り返ってみたいと思います。

C級2組順位戦1期抜けへの軌跡

(画像:AbemaTIMESより)

1回戦:26連勝を飾った順位戦初対局

本局は、記念すべき順位戦初対局であるとともに、29連勝の中の26戦目でもあった対局。

そして、最年少棋士とサラリーマン棋士と女性棋士を目指す奨励会三段が一同に会した、稀有な対局でもありました。

持ち時間各6時間という長丁場に慣れなかったのか、一時劣勢になるも、瀬川五段が運命の二択を間違えて逆転。

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2回戦:コーヤン流との対決

順位戦2回戦は、佐々木勇気五段(現六段)に敗れて連勝記録が29で止まった直後に行われました。

中田功七段の本家「コーヤン流」の捌きに大苦戦するも、終盤で打ち歩詰めの形に自ら持ち込んで逃れるという神業で逆転勝ちしました。

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3~8回戦:危なげなく星を伸ばす

1、2回戦ではかなり危ない内容でしたが、3回戦あたりから順位戦の水にも慣れたのか、次第に将棋の内容もよくなっていきました。

4戦目から8戦目まで、ちょっとくらい形勢が不利になることはあれど、基本的には圧勝しています。

順位戦に限ったことではないですが、藤井六段はとにかく盛りの過ぎたベテランには負けないのです。

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9回戦:9連勝で昇級確定&初の中学生五段

8回戦を終えた時点で全勝は藤井四段(当時)だけになり、野球風に表現すれば、昇級マジック1が点灯していました。

そして梶浦四段にも勝って9連勝を決め、競争相手もバタバタと転んだため、この時点で昇級&五段昇段を果たしました。

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10回戦:昇級に花を添える10戦全勝

9回戦を終えた時点で、全勝は藤井六段ただひとりで、2位以下がすでに2敗以上していました。

そのため、この10回戦の勝敗は来期の順位にはなんの影響もなく、つまりは全くの消化試合でしたが、三枚堂達也六段を相手に横歩取りで完勝。

公式戦2敗目を食らわされたリベンジを果たし、全勝昇級に花を添えました。

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来期はC級1組で昇級を目指す藤井聡太六段

藤井六段は来期、2つしかない昇級枠を巡って、C級1組順位戦を戦います。

ちなみに順位戦の連勝記録というものもあって、初参加から数えれば中原誠十六世名人の18連勝、初参加からに限らなければ森内俊之九段の26連勝だそうです。

デビュー以来の順位戦連勝記録は、中原誠16世名人がC級2組からC級1組までに達成した18連勝。

一般的な順位戦連勝記録は、森内俊之現九段が、C級2組からB級2組までに達成した26連勝。

いずれも、そう簡単には破られそうもない、大記録です。

(引用:初の中学生五段に昇段した藤井聡太 今後期待される「新記録」は?より)

確かに、そう簡単には破られそうもない大記録です。

しかし今の藤井六段なら、B級2組くらいまでなら全勝してしまうのではなかろうか?

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