谷川浩司

谷川浩司九段が史上5人目の通算1300勝を達成!

谷川浩司九段が、通算1300勝を達成しました!

通算1300勝を達成した棋士は、約4年前の羽生善治名人(当時)以来、将棋史上5人目の快挙。

第一線から遠ざかって久しい谷川九段ですが、改めて、これまでに積み上げてきたものの偉大さに敬服するばかりです。

谷川浩司九段の通算成績はどこまで伸びるか?

棋士 勝数
大山康晴十五世名人(故人) 1433
羽生善治竜王(現役) 1412
加藤一二三九段(引退) 1324
中原誠十六世名人(引退) 1308
谷川浩司九段(現役) 1300

2018年10月1日時点での、1300勝を達成した棋士5名による通算勝数ランキングは、上記の表の通りです。

中原誠十六世名人と加藤一二三九段の記録は、近いうちに抜けるでしょう。

羽生竜王は今年か来年にも大山康晴十五世名人の記録を抜きそうですが、谷川九段もまた、現役引退までには抜けそうな棋士の1人です。

谷川九段のコメント

通算1300勝達成にあたっての、谷川九段のコメントがこちらです。

ここ10年は1勝することの難しさを感じる日々でした。

それでも最近は将棋の奥深さを再認識し、また後輩との捻り合いを楽しめる心境になりました。

1433勝という大山十五世名人の偉大な記録に少しでも近づけるよう、これからも頑張ります。

(引用:谷川浩司九段、通算1300勝を達成!より)

ここ10年は1勝することの難しさを感じる日々でした」とある通り、谷川九段は2010~2016年度まで、芳しくない成績が続いていました。

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ところが、50代半ばを迎えた昨年度から、少しずつ復調の兆しが見えていました。

昨年度から復調の気配あり

(画像:日本将棋連盟コラムより)

簡単に言うと、それまでは「対局数30&勝率4割」だったのが、「対局数30&勝率5割」に改善しました。

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そして今年度は、すでに23局(13勝10敗)を指しており、軽く40局を超えるペースで対局が増えています。

さらに、竜王戦予選4組では菅井竜也王位(26歳)と高見泰地叡王(25歳)、B級1組順位戦では斎藤慎太郎七段(25歳)に勝っています。

その順位戦の成績も、現在3勝3敗と指し分けており、昇級は難しいかもしれませんが、陥落の心配も必要なさそうです。

若手棋士を何人も負かしている

そして、節目となった「テレビ棋戦」の対局ですが、現行の棋戦で該当するのは、NHK杯と銀河戦のみ。

銀河戦はつい先日第26期が終わり、第27期が始まったばかりですから、NHK杯の対局と見て間違いないと思います。

ということは、谷川九段は本戦2回戦で、A級棋士の稲葉陽八段(30歳)に勝ったということ。

しかも本戦1回戦で勝った相手は、これまた若手のホープである佐々木勇気六段(24歳)です。

「後輩との捻り合いを楽しめる心境」どころか、新進気鋭の若手棋士たちを何人も軽く捻っています。

-谷川浩司