藤井聡太

2年連続で叡王戦本戦トーナメントを戦う藤井聡太七段

2018年10月11日夜。

第31期竜王戦第1局の1日目を終え、両対局者が2日目に備えて休息をとっている頃、第4期叡王戦本戦トーナメントの組み合わせが決まりました。

本戦トーナメントには、もちろん藤井聡太七段も名を連ねています。

段位別予選(七段戦)では、木下浩一七段、小林裕士七段、千葉幸生七段に勝ち、前期に続いて2年連続での本戦入り

前期の本戦1回戦で深浦康市九段に逆転負けし、ものすごく悔しそうにしていたのが、記憶に新しいような懐かしいような。

前期からの主な変更点

第4期叡王戦本戦は、前期といくつかの変更点があります。

まず、本戦出場者が16名から24名(段位別予選を勝ち抜いた16名+シード棋士8名)に増えたこと。

そして、他のタイトル戦と同じく「挑戦手合制」になること。

前期はタイトル戦に昇格して初めての開催だったため、当然「叡王」のタイトル保持者はおらず、トーナメントを勝ち抜いた2名による七番勝負で第3期叡王が決定しました。

今期は、AブロックとBブロック(ともに12名ずつ)の勝者による挑戦者決定三番勝負が行われ、その勝者が挑戦者として、高見泰地叡王と第4期叡王の座を懸けて七番勝負を戦います。

藤井聡太七段はBブロックから挑決を目指す

(画像:新人王戦中継ブログより)

抽選の結果、藤井七段はBブロックから挑決三番勝負を目指します。

組み合わせの抽選は、シードも段位も関係なく行われたのですが、どういうわけかBブロックにタイトル保持者が全員集まっています。

そして、佐藤天彦名人と中村太地王座の1回戦の勝者が、1回戦シードの渡辺大夢五段(五段戦予選優勝者)戦うという、稀有な事態も起こっております。

1回戦は、斎藤慎太郎七段へのリターンマッチ!

藤井七段(1回戦シード無し)の初戦の相手は、斎藤慎太郎七段。

今年の夏に、王座戦決勝トーナメント準決勝という大一番で負かされた若き俊秀であり、相手にとって不足は無し!

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そのリターンマッチを制した場合、2回戦で当たるのは、前期の七番勝負出場者である金井恒太六段。

金井六段ともすでに公式戦で対局したことがあり、29連勝の中の15連勝(第30期竜王戦予選6組準決勝)を勝ち取っています。

2回戦も勝ったとして、続く3回戦でも4回戦でも三番勝負でも、誰が出来てもおかしくないし、誰が出てきても強敵です。

高見泰地叡王との「板谷一門」対決なるか?

そして最後に待ち受けるのは、25歳の若き初代叡王・高見泰地。

高見叡王は石田和雄九段門下の棋士であり、つまりは板谷一門から生まれた初めてのタイトル保持者。

――板谷一門としても悲願の初タイトルについて

高見 板谷一門として、初めてタイトル獲れたことはとてもうれしいですし、喜んでくださる方がいらっしゃるのはありがたいです。(略)板谷一門は、私以外にもタイトル戦に出てくると思います。

(引用:叡王戦中継ブログより)

藤井七段もまた、 杉本昌隆七段門下の棋士であり、板谷一門の系譜を継ぐ棋士のひとり。

もし藤井七段が挑戦者になった場合、「板谷一門の棋士同士のタイトル戦」が行われることになります。

-藤井聡太