ネット中継将棋観戦記(藤井聡太七段)

藤井聡太七段、最後の新人王戦で優勝!

藤井聡太七段が出口若武三段を2連勝で下し、第49期新人王戦優勝!

棋士になって2年ちょっとの間に、今年2月に朝日杯で優勝して以来、自身2度目の棋戦優勝。

今年5月に史上最年少で七段に昇段したことにより、今年が16歳にして最後の新人王戦

世間の期待通りの結果を残し、しかも新人王の最年少記録を31年ぶりに記録更新(参考:AbemaTIMESより)。

またひとつ、後世に語り継がれていくであろう「藤井聡太伝説」が誕生しました。

50人超の報道陣が集まった本局

(画像:新人王戦中継ブログより)

里見香奈女流四冠との対局のとき以上の、25社53人の報道陣が集まった本局(参考:スポニチより)。

産経新聞の記事にも「25社約50人の報道陣が詰めかけた」とあり、その様子は中継ブログの写真にも収められています。

藤井七段の先手番から角換わりになり、序盤早々ハイペースで指し手が進みます。

もはやお馴染みとなった角換わり腰掛銀の布陣から、藤井七段が仕掛け、出口三段がカウンターを狙いつつ応戦する。

大舞台に相応しい、難解な応酬の末、どちらの読みが勝っているのかが、徐々に明らかになっていきました。

2度目の棋戦優勝

ペースを掴んだのは藤井七段の方で、駒得と大駒の働きの差で、一歩抜きんでました。

そして出口三段が72手目△3七香と打った局面から、田楽刺しもなんのその、藤井七段がアクセル全開!

あっさり▲3七同飛ととり、▲3三桂成から一気呵成に後手陣に雪崩れ込み、ほぼ一直線に先手の寄せが決まりました。

「自玉が薄いから飛車を渡すのは怖いなぁ...」などとは、考えもしないのが藤井将棋の華やかさ。

投了図からも、後手の攻めがまるで間に合っていないことが分かります。

気付いたら連勝中

本局の勝利により、2018年度成績は28戦23勝5敗(勝率:0.8214)となり、ただいま5連勝中。

たまに負けても、気がつけばいつの間にか連勝しているのは、藤井七段にはよくあること。

通算成績も111戦94勝17敗(勝率:0.847)となり、もうすぐ通算100勝に届きます。

その際にはおそらく、対局数が通算100局に達したときのように、また何かしらの記録が生み出されることでしょう。

平成最後の新人王、昭和最後の新人王

日本人のほとんどがご存知の通り、平成時代はもうすぐ終わります。

つまり、「平成最後の新人王戦優勝者は藤井聡太七段」ということになりました。

...では、ここでクエスチョン!

1988年の新人王戦優勝者、つまり「昭和最後の新人王」は誰だと思いますか?

その答えは、新人王戦概要の、過去の優勝者一覧から分かります...が、お察しの通り、ただいま平成最後の竜王戦を戦う、あの御方です。

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