ネット中継将棋観戦記

【第31期竜王戦第1~3局】ここまで全局角換わり! 攻める羽生善治竜王、受ける広瀬章人八段

2018/11/24

第66期王座戦五番勝負も終わり、2018年内に行われるタイトル戦は竜王戦を残すのみとなりました。

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羽生善治竜王と広瀬章人八段による七番勝負は、第3局までを終え、第1局は羽生竜王が先手番で勝ち。

第2局も羽生竜王が後手番で勝って2連勝。

そして第3局は広瀬八段が後手番で勝って1勝を返し、スコアは在位者から見て2勝1敗。

勝敗もその手番も、前期(永世七冠シリーズ)と全く同じ進行を辿っています。

羽生善治竜王の攻め VS 広瀬章人八段の受け

(画像:AbemaTIMESより)

ただ、さすがに将棋の内容まで同じということはなく、色々な戦型になった前期と異なり、今期は3局全て角換わりです。

羽生竜王も広瀬八段も、現在は基本的に居飛車党なので、矢倉や横歩取り、相掛かりになってもおかしくはありません。

なのになぜここまで角換わりだけなのか、その理由は遠山雄亮六段がとてもわかりやすく解説してくれています。

【将棋】なぜ竜王戦は角換わり戦法が続くのか?

そして『羽生竜王の攻め VS 広瀬八段の受け』という構図でもあり、特に、羽生竜王の攻めは駒損を甘受しての猛攻であることが3局ともに共通しています。

第1局

『100期 or 無冠』が懸かる平成最後の竜王戦の開幕局は、羽生竜王が制しました。

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将棋世界2018年12月号に、広瀬八段による自戦記がありますので、もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

一時は広瀬八段が優勢かに思われた局面もありましたが、そこからバタバタと負けにした理由が明かされています。

第2局

第2局も羽生竜王が攻める展開でしたが、第1局以上に激しい攻めでした。

とはいえ、駒損なうえにいかにも攻めが細いので、広瀬八段が受けきれるだろうな、と思いつつ1日目が終了します。

ところが羽生竜王の攻めがなかなか途切れず、いつの間にか駒損も回復し、気がつけば羽生竜王の勝ちになっていました。

第3局

第3局もまた、前局に負けず劣らずの羽生竜王が攻める展開。

まず仕掛けたのは広瀬八段でしたが、すぐに反発して羽生竜王が攻めます。

そして封じ手前の▲3七角も受けの手ながら、2日目に入ってすぐに、気がついたら羽生竜王が攻めていました。

終盤、広瀬玉が風前の灯かに見えましたが、そこから広瀬八段が見事な返し技で体を入れ替え、逆転勝ち。

第4局はどうなる?

羽生竜王の2連勝から広瀬八段が1勝を返し、迎える第4局は11月24日()・25日()に行われます。

前期と同じく、羽生竜王が勝って防衛に王手をかけるのか。

それとも広瀬八段がタイに持ち込んで、逆転奪取への流れを引き寄せるのか。

そして第4局もまた、戦型は角換わりになるのでしょうか...?

あと、広瀬八段がガシガシ攻めて羽生竜王が巧みに受ける、今までと逆の展開もそろそろ見てみたい。

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