加藤一二三

「現役最年長棋士」記録更新が目前に迫っている加藤一二三九段

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(画像引用:女流王座戦中継ブログより)

ひふみんは2013年3月12日、史上初の1100敗を記録し話題となりました。

棋士にとって、負け数の多さは偉大な棋士である証明です。

その偉業から3年。

ひふみんこと加藤一二三九段は、現在76歳にしていまだ現役棋士としてC級2組に在籍しています。

将棋界の定年は基本的に65歳ですが、成績不振のためにそれよりも若い年齢で引退に追い込まれることはザラにあります。

つまり「76歳にして現役棋士である」ということは、そのこと自体が偉大な棋士であることの証明なのです。

現役最年長記録の更新

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(画像:wikipediaより)

そして、ひふみんが次に脚光を浴びる記録は、ズバリ「現役最年長棋士」記録の更新です。

この記録は現在、2015年2月17日に95歳で逝去された丸田祐三九段の持つ77歳0カ月が現役最年長記録です。

丸田九段はタイトル獲得歴こそないものの、A級に24期在籍した昭和の大棋士の1人。

この大記録の更新まで、あとどのくらいのところまで来ているのか。

2017年1月1日に77歳の誕生日を迎える、ひふみんの今の立場は以下のようになっています。

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現役高齢記録の1位は丸田(引退)。

これに誕生日が早い内藤とともに追いかけいている。

加藤は現在C級1組なので、仮に連続で降級点を取り続けたとしても、2004年度の第75期順位戦までは参加可能。

そこで引退となっても77歳3カ月である。

気力と体力次第では丸田の記録が更新可能と思われる。

●引用:将棋世界Special.vol4「加藤一二三」

(注釈)原文のまま引用しましたが、「2004年度」は間違いなく誤植ですね。第75期順位戦は2016年度(2016年6月~2017年3月)です。

これは2013年11月に出版された時点の話で、今はどうなっているか。

プロ入りは遅くとも誕生日の方は早かった内藤國雄九段(1939年11月15日生まれ)は引退しました(2015年3月31日)。

ひふみんは現在(第75期)C級2組に在籍し、降級点を2つ持っていて、今期も降級点がつけばそこで引退です(2017年3月)。

ひふみんは1940年1月1日生まれなので、そのときの年齢が77歳3カ月。

なので不慮の事故等イレギュラーがなければ、最年長現役記録を更新することが確定している、というわけです。

ひふみんが来期も現役でいられたら


ひふみんは2015年度、1勝も出来ずに終わり、さすがに限界かと思われましたが、今年度はすでに3勝をあげています。

特に順位戦では、54歳年下の八代弥五段を破って待望の1勝目をあげ、降級点回避(=来年も現役)の可能性がにわかに出てきました。

来期も現役を続けられるなら、藤井聡太四段が来期から順位戦に参加するので、「戦前生まれの棋士 VS 21世紀生まれの棋士」という世紀の対決が実現するかもしれません。

さらにひふみんは19世紀生まれの棋士との公式戦も経験しているため、藤井聡太四段との対局が実現すれば、19・20・21世紀生まれの棋士と公式戦を経験することになります。

というわけで、ひふみんが来期も現役棋士として対局できるなら、今後まず実現不可能な記録の実現が可能になります。

なんとか踏ん張って、降級点を回避できるよう応援しています!

-加藤一二三