豊島将之

豊島将之二冠が前期に続いてA級5連勝!

2018/11/30

佐藤天彦名人への挑戦権を争う、第77期A級順位戦も5回戦までが全て終了しました。

現在、トップを走っているのは5戦全勝の豊島将之二冠。

それを4勝1敗の羽生善治竜王と広瀬章人八段が追う、という状況です。

豊島二冠は前期も出だし5連勝しましたが、そこから1勝4敗と失速しました。

それが前代未聞の6者プレーオフにつながるのですが、今期はどうなるでしょうか。

A級6回戦の組み合わせが面白い!


12月から順次、6回戦が行われていくのですが、その組み合わせがなかなか面白いことになっています。

  • 豊島将之二冠(5勝0敗)vs 三浦弘行九段(3勝2敗)
  • 羽生善治竜王(4勝1敗)vs 佐藤康光九段(3勝2敗)
  • 広瀬章人八段(4勝1敗)vs 糸谷哲郎八段(3勝2敗)
  • 稲葉 陽八段(1勝4敗)vs 深浦康市九段(1勝4敗)
  • 久保利明九段(1勝4敗)vs 阿久津主税八段(0勝5敗)

(対戦カード:名人戦棋譜速報より*対局日・手番もこちらから確認できます)

簡単に言うと、勝ち越している棋士同士、負け越している棋士同士で、対戦カードがきれいに分かれています。

しかも、勝ち越し同士の組み合わせも、3勝2敗の3人がそれぞれバラけています。

6回戦の結果次第で、挑戦者争いの行方がある程度決まる

名人戦挑戦者になるためには、普通は7勝(2敗)以上が必要です。

6勝(3敗)でも不可能ではないですが、ほぼ必ずプレーオフになるため、あまりアテにはできません。

つまり、3勝2敗の3人が揃って負けた場合、挑戦者は豊島二冠か羽生竜王か広瀬八段の3人でほぼ絞られます。

この3人は、7~9回戦でそれぞれ直接対決を残しているため、余計にその可能性が高くなります。

逆に、3勝2敗の3人が揃って勝った場合は、「5勝1敗の豊島二冠を、4勝2敗の5人が追う」ことになり、一気に大混戦模様に突入します。

もっともこれらは、3人全員勝ち or 負けという両極端な例ですが、6回戦の結果によって、挑戦権争いの行方がある程度決まるのは間違いありません。

挑戦権争いの影で

挑戦者or昇級争いが順位戦の光なら、降級争いは影の部分。

負け越している4名に関しては、残留に向けての正念場。

6回戦で、勝てばちょっとラクになるし、負ければ余計に苦しくなる、ただそれだけのお話です。

-豊島将之