渡辺明

渡辺明棋王の復権が懸かる、平成最後の王将戦&棋王戦

2019/01/13

2018年の将棋界は、「羽生善治竜王が通算100期を達成できるか?」が大きく注目されました。

それが潰えて年が明け、年度末の主役は渡辺明棋王であるといえます。

将棋界の冬の風物詩といえば、王将戦と棋王戦のWタイトル戦。

王将戦には挑戦者として、棋王戦には防衛の立場で、どちらも渡辺明棋王が登場します。

平成最後の王将&棋王戦には、渡辺明棋王の復権が懸かっているのです。

約3年ぶりに掴んだタイトル戦挑戦権

2015年の竜王戦以来、約3年ぶりにタイトル挑戦権を獲得した渡辺棋王。

王将リーグで出だし1勝2敗ながら、その後3連勝して巻き返し、糸谷哲郎八段とのプレーオフをも制して挑戦権を獲得しました。

渡辺棋王と久保利明王将とのタイトル戦は、第36期棋王戦五番勝負(2010年度)以来のこと。

当時、最盛期に在った久保棋王(王将も併せ持つ二冠王)が、渡辺明竜王(当時25歳)の挑戦を退けたシリーズでした。

七番勝負の第1局は明日開幕します(日程→毎日新聞ニュースサイト)。

もし「王将」のタイトルが移った場合、なんと34歳の渡辺棋王自身がタイトル保持者の最年長棋士になります。

7連覇が懸かった棋王防衛戦

王将戦と平行して、2月からは保持する「棋王」の防衛戦も始まります。

現在棋王6連覇している渡辺棋王にとって、今年の五番勝負は7連覇を懸けたシリーズ。

渡辺棋王といえば、「竜王」の代名詞のような存在ですが、そろそろ棋王についても同じようなことになるかもしれません。

しかし、防衛戦に強い渡辺棋王といえど、そうは問屋が卸さない。

挑戦者として迎えるは、「今現在の最強棋士」といっても過言ではないくらいに勝ちまくっている、広瀬章人竜王。

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もうどちらが勝つのか全く見当もつきませんが、2018年度の終わりを飾るに相応しい激闘になるのは間違いありません。

復活が懸かったWタイトル戦

昨年度の渡辺棋王は、怖ろしいほどに奮いませんでした。

中学生棋士の先達が経験してきた『33歳の受難』が、渡辺棋王にも繰り返されたのです。

しかし、そこからズルズルと落ちるのではなく、立ち直るのも早いのもまた、中学生棋士たちの歴史です。

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竜王失冠&A級陥落の無念から約1年。

渡辺棋王にとって、その健在を示すための十二番勝負が始まります。

-渡辺明