第29期竜王戦挑戦者変更&三浦弘行九段出場停止処分

ソフト不正使用疑惑の余波 今となっては虚しい将棋世界12月号の予告

竜王戦挑戦者が丸山忠久九段に変更になり、三浦弘行九段が出場停止処分になってから3日が経過しました。

大スキャンダルの最中で第29期竜王戦が開幕し、その1日目が終わりました。

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将棋世界の予告がむなしい

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これは将棋世界2016年11月号の巻末ページの、来月号の予告。

この雑誌が作られている頃には、挑戦者が変更されるなんて誰も夢にも思わなかったことでしょう。

【渡辺明竜王 vs 三浦弘行九段】

その対決は幻となり、代わりに丸山忠久九段が挑戦者として繰り上げ登場しました。

予告には「詳細な観戦記」との記載がありますが、件の真相がどこまで語られるのか。

まぁ、ただの観戦記者にそんな重責は背負いきれないと思うので、たぶん無難な内容に終始するでしょう。

読売新聞にも挑戦者決定戦の棋譜は掲載されず

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そしてその影響は将棋世界に止まらず、当然というか、竜王戦の棋譜を掲載している読売新聞にまで及びました。

挑戦者決定戦の棋譜は掲載されず、6組昇級者決定戦(田丸昇九段 対 近藤誠也四段)が掲載されています。

竜王戦を主催する読売新聞社は、挑戦者決定戦3番勝負(丸山九段―三浦九段)の観戦記の掲載を見合わせました。

そして私こと田丸昇九段と近藤誠也四段の竜王戦の対局を、10月14日から掲載(8譜)することにしたのです。

竜王戦7番勝負が開幕する時期に、6組昇級者決定戦の対局が掲載されるのはもちろん異例のことです。

スマホ不正使用疑惑の問題の余波が、私にも及ぶとは驚きでした。

(略)

読売新聞の観戦記に私の将棋が掲載されるのは26年ぶりです(3組ランキング戦・準決勝の対局)。

引退間際の良い記念になりました。

(引用:田丸昇ブログより)

大スキャンダルの裏で、ちょっとだけ喜ぶ人もあり。

真相の究明を!

この田丸昇九段は将棋世界で「盤上盤外 一手有情」という公式戦の観戦記を担当していますが、そういう方ですらこの事件は寝耳に水だったようです。

私はメディアが伝えることしか知らないので、その件について論評することは今は控えます。

ただ三浦九段の名誉と棋士生命に関わる重大なことを、常務会がわずか1日で決定したことについては疑問に感じています。

結果的に将棋界と棋士のイメージが悪くなりました。

今後は真相の究明が大事だと思います。

(引用:田丸昇ブログより)

今まで日本将棋連盟が公表した情報しかファンに伝わっておらず、その内容も曖昧で不十分です。

本当に、連盟は持っている情報を全て公開し、早く真相を究明してもらいたいと思います。

そうでないと、憶測が憶測を呼び、誤解が一人歩きしていくのが目に見えてる。

そうなると本当に取り返しがつかなくなるので、流れる血を少しでも食い止めるためにも、是非。

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