伊奈めぐみ 将棋の渡辺くん

「将棋の渡辺くん」作者・伊奈めぐみさんは、女流棋士を目指していた過去がある

2016/10/17

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【将棋の渡辺くん 2巻(P.102)】

*少しの間、前フリにお付き合いください。

ある日、渡辺明竜王の元に、元女流棋士の高橋和さんから一通のメールが届きます。

いわく、「大会のプレゼントにぬいぐるみを用意したいから選んでくれ」とのこと。

滅多にない要望に戸惑いながらも、「(竜王曰く)ぬいの聖地」である銀座の博品館へ向かいます。

渡辺明竜王の無茶ブリ

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【将棋の渡辺くん 2巻(P.103)】

他のぬいぐるみに目移りしながら、ペンギンのぬいぐるみを3つ用意した渡辺竜王。

しかし、無類のぬいぐるみ好きである竜王は、そのペンギンたちを手放すのが惜しくなります。

そこで竜王は、元女流育成会員であっためぐみさんに「その大会に出て優勝し、ぬいぐるみを取り返してきてほしい」と提案し、即却下されたというわけです。

元女流育成会員・伊奈めぐみさん

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(画像:『将棋の渡辺くん』インタビュー【後編】より引用)

さて、ここから本題。

前述のとおり、渡辺明竜王の奥様である伊奈めぐみさんは、女流育成会で女流棋士を目指していた経歴があります。

女流育成会に入る前には、将棋雑誌の企画で森内俊之八段(当時)と平手で対局して勝つという稀有な体験をしています。

めぐみさんは伊藤果七段門下で、1996年~1997年の2年間だけ所属していました。

10月には二人の女性が新たに弟子となりました。

今期から女流育成会参加の真壁栄理子さんと、伊奈めぐみさんです。

(略)

伊奈さんは16歳ですが、なんと”将棋より詰将棋のほうがずっと好き”とはっきりいう、ぼくには涙が溢れるほど喜ばしい貴重なる女の子です。

(引用:伊奈めぐみさんと詰将棋より)

伊藤果七段は詰将棋作家として有名な棋士で、「涙が溢れるほど喜ばしい」とはそういうこと。

将棋世界の付録についてくる詰将棋をよく作っているイメージがあります。

なお、この女流育成会という制度は現在は存在しておらず、2008年を以て研修会にその役割が統合されています。

その後のめぐみさんの軌跡

残念ながらめぐみさんは女流棋士にはなれずに退会し、2004年に渡辺明五段(当時)と結婚&息子さんを出産。

しばらくは専業主婦をするかたわら、「妻の小言。」というブログを運営していました。

2013年からは、旦那である渡辺明竜王の日常を題材にした「将棋の渡辺くん」という漫画を別冊少年マガジンで連載しています。

なぜ普通の主婦にそんな話が巡ってきたかは、こちらの記事をご覧ください。

→●普通の主婦だった伊奈めぐみさんが、「将棋の渡辺くん」で漫画家デビューした理由

今年で連載3年目、現在単行本が2巻まで出版されており、けっこうな人気作です。

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