棋士の方々にとっても寝耳に水だった、第29期竜王戦挑戦者変更騒動
2016/10/18
(画像:竜王戦中継ブログより)
三浦弘行九段が出場停止処分になってから5日目。
12日に唐突に「今期の竜王戦挑戦者が変更になる」と公表され、スマホ不正使用疑惑が発覚し、13日に「追加調査はしません」と言うだけの謎の会見を開き、14日に前夜祭で会長が謝罪。
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15・16日に竜王戦第1局が行われ、盤外の波乱が乗り移ったかのように1日目から終盤戦に突入し、2日目の15時前に終局しました。
この件は棋士の方々にとっても寝耳に水だったようで、各々のブログやツイッターで「まだよく分からないから話せません」と表明しています。
三浦九段の出場停止の件、情報がまだ完全に出てないと思いますので、私からコメントはありません。最近咳が止まらなく、体調悪いのが続いてました。この前の順位戦や一昨日の朝日杯も厳しかったですが、今日午前中医者に行って、薬を飲んだら、かなりきいているみたいで咳があまりでなくなりました。
— 飯島栄治 (@eijijima) 2016年10月14日
例の話題では、皆様にご心配をおかけして申し訳なく思っています。
私自身も深くお世話になっている先輩の話題で、とても戸惑っています。
この問題を受けて私ができることは限りなく少なく、また情報も不確かなまま判断するわけにもいきませんのでここでは私の意見はあまり述べられません。(続く— 三枚堂達也 (@sanmaido714) 2016年10月13日
私はメディアが伝えることしか知らないので、その件について論評することは今は控えます。
ただ三浦九段の名誉と棋士生命に関わる重大なことを、常務会がわずか1日で決定したことについては疑問に感じています。
結果的に将棋界と棋士のイメージが悪くなりました。
今後は真相の究明が大事だと思います。
(引用:田丸昇ブログより)
連盟が肝心なことを話さないから、何も分からないまま。
そして棋士も知らないから誰も何もしゃべらない、というかそもそもしゃべれない。
連盟のところで、まるで攻め駒が渋滞しているかの如き有様。
悪循環に陥るどころか、真相究明のための循環そのものが止まっている。
三浦九段は今後の対応について「弁護士に相談する」と言っているので、もういっそのこと裁判で白黒つけてくれた方がいいかもしれません。