第29期竜王戦挑戦者変更&三浦弘行九段出場停止処分

ソフト不正使用疑惑について、日本将棋連盟が棋士に説明会を開く

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(画像:wikipediaより)

21日、日本将棋連盟が棋士・女流棋士に向けて、三浦弘行九段の処分へと至った経緯を説明しました。

東京将棋会館に約100名、テレビ中継でつないだ関西将棋会館に約40名、合計約140名の棋士・女流棋士が説明を聞くべく集まりました。

内容は非公開で、10時から始まり約2時間ほどで終了。

メディアによって報道された内容をまとめました。

まとめ:説明会での内容

  • 説明会の冒頭、連盟会長の谷川浩司九段、島朗理事らが三浦九段の処分に至った経緯を説明。(産経ニュース
  • 千田翔太五段(将棋ソフトに詳しい)が、個人的立場で最近の三浦九段の指し手とソフトの指し手について解説。(産経ニュース
  • 対局室への電子機器の持ち込みや対局中の外出を禁止する新規定を、12月からの適用予定を前倒して直ちに順守させる。(時事ドットコムニュース
  • 棋士が意見や提案を述べる時間も設けられ、連盟の対応については賛否両論が出た。(スポーツ報知
  • 連盟は顧問弁護士を中心とする調査チームを来週立ち上げる。(日本経済新聞
  • 三浦九段は同日、「不当な処分の撤回を求める」として新たに声明を公表。(日本経済新聞
  • 身の潔白を証明すべく、三浦九段は連盟と協議して選定した調査会社などにスマホやパソコン(家族のも含む)を提出し、調査を受け入れる。(日本経済新聞

各メディアの報道

説明会の冒頭、連盟会長の谷川浩司九段、島朗理事らが三浦九段の処分に至った経緯を説明。

将棋ソフトに詳しい千田翔太五段が、個人的立場で最近の三浦九段の指し手とソフトの指し手について解説した。

産経ニュースより)

対局室への電子機器の持ち込みや対局中の外出を禁止する新規定については、12月からの適用予定を前倒しし、直ちに順守させる方針を打ち出した。

時事ドットコムニュースより)

出席者によると、約2時間に及んだ会合では連盟幹部からの経緯説明の他、棋士が意見や提案を述べる時間も設けられ、連盟の対応については賛否両論だったが、批判の声も複数上がったという。

一部の棋士が問題視したのは、三浦九段が不正を行ったとする明確な証拠を示さないまま、連盟が処分を下したこと。

反対に、三浦九段の指し手とコンピューターソフトの指し手の一致率が高いという事実を現状では根拠としていることについて、名人経験者の丸山忠久九段(46)らから疑問の声が上がったという。

丸山九段は、もともと三浦九段が挑戦者に決まっていた竜王戦7番勝負(15日に開幕)に、代わりに出場している棋士。

終了後、取材に応じ「発端から経緯に至るまで(連盟の対応は)疑問だらけです」とし、一致率を処分の根拠としていることについても触れ「僕はコンピューターに支配される世界なんてまっぴらごめんです」と強い口調で言っていた。

スポーツ報知より)

将棋のプロ棋士、三浦弘行九段(42)が対局中に将棋ソフトを不正に使用した疑いが浮上し、出場停止処分を受けた問題で、日本将棋連盟の谷川浩司会長は21日、顧問弁護士を中心とする調査チームを来週立ち上げると発表した。

すでに三浦九段のパソコンの提出を受けたが、スマートフォン(スマホ)の提出も求めて解析を進める。

三浦九段は同日、「不当な処分の撤回を求める」として新たに声明を公表。

自らの潔白を証明するため、連盟と協議して選定した調査会社などにスマホやパソコンを提出する考えを示した。家族の電子機器の調査も受け入れるとしている。

日本経済新聞より)

ようやく、証拠が出てくる見通しが立った

出席した棋士からは賛否両論あったようですが、一部報道では「異論少ない」と報じている記事も見受けられます(サンスポ)。

日本将棋連盟と三浦弘行九段の、それぞれの主張が真っ向から対立していて、でもそれらを裏付ける客観的な証拠はまだ出ていませんでした。

三浦九段とその家族のスマホやPCを、「調査会社に依頼して解析する」ということなので、これでようやくシロクロを裏付ける証拠が出そうですね。

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