里見香奈

3年半ぶりの女流五冠復帰に王手をかけた里見香奈女流四冠

2017/02/11

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(画像:女流王座戦中継ブログより)

11月3日、第6期女流王座戦第2局を里見香奈女流四冠が制し、2連勝で女流王座奪取に王手をかけました。

同時に、2013年5月以来2度目の女流五冠にもあと1勝に迫りました。

中盤の捌き合いで加藤桃子女流王座に見落としがあり、その優位を保ったまま押し切る、まさに強者の将棋でした。

第1・2局を見た感想

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これまでは居飛車・振り飛車両方を指しこなしてきた里見香奈女流四冠ですが、本シリーズは2局とも中飛車に振っています。

第1局は後手番で、第2局は先手番でいずれも序中盤の指し回しで加藤桃子女流王座に読み勝っており、深い研究と構想力が感じられます。

そしてそのリードを、終盤でも着実に守り切る手堅さすらも垣間見れました。

将棋は、優勢の局面から勝ち切るのが一番難しいのです。

加藤桃子女流王座はこれまで、序中盤で不利になっても、容易には土俵を割らない粘り強さと終盤の逆転術で女流棋戦を制してきました。

春先にマイナビ女子オープンで、室谷由紀女流二段を下したときも、まさにそんな感じでした。

が、里見さん相手にはそれが通用していないようで、とどのつまりは里見さんの方が単純に格上の印象です。

3年半ぶりの女流五冠復帰は目前!

夢の女流六冠全制覇&史上初の女性棋士を見てみたい。

そう願う全国の将棋ファンの期待に応えるべく、里見さんは勝ち続けています。

里見さんは女流王座第2局に勝ち、今年は負けなしの14連勝(日本将棋連盟)。

保持する女流タイトルのうち、すでに女流王位と女流王将の防衛を決めており、マイナビ女子オープンでも本戦1回戦を勝ち上がっています。

そして現在進行中の女流王座戦も、内容とスコアからして、次で奪取するでしょう。

3年半前、女流五冠になった直後に、里見さんにまさかの事態が襲いかかりました。

それまで負けなしだった女流タイトル戦で3連続失冠&体調不良による休場を強いられ、2015年1月に復帰したときには女流名人だけになっていました。

おまけに、奨励会三段リーグも参加が遅れました。

あのとき将棋を指せなかった無念を晴らすかのように、昨年から勝ちに勝ちまくる里見香奈女流四冠。

なんていうかもう、強すぎます。

昨年度も強すぎたけど、今年はさらに強すぎます。

-里見香奈