ネット中継将棋観戦記

渡辺明竜王の四間飛車穴熊! 【第29期竜王戦第3局(1日目)】

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(画像:竜王戦中継ブログより)

ここまで1勝1敗、お互いに後手番を制し合って迎えた第3局。

第1・2局は大方の予想通り角換わりの将棋でしたが、第3局はまさかの戦型になりました。

まさかの四間飛車穴熊

本局は丸山忠久九段の先手番で、初手は毎度お馴染み、角換わりを目指す▲2六歩。

渡辺竜王が2手目に△3四歩と指し、この手は角換わりを受けて立つのではなく横歩取りに誘導したい、という意思表示。

丸山九段は3手目に▲2五歩とさらに伸ばしたために横歩取りにもならず、四間飛車に振り、まさかの相穴熊へと進みました。

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駆け引きのすえ、戦型は相穴熊になりました。四間飛車穴熊が竜王戦七番勝負に登場するのは、本局が初めてです。

渡辺竜王が公式戦で四間飛車穴熊を指すのは初めてですが、今年8月の東急将棋まつりの席上対局・佐藤天彦名人戦で採用していました(結果は佐藤天名人の勝ち)。

(引用:竜王戦中継ブログより)

四間飛車穴熊といえば、本局の新聞解説を務める広瀬章人八段がかつて得意にしていた戦法(現在は居飛車中心のオールラウンダー)。

2011年に深浦康市王位(当時)を下し、24歳でタイトル保持者となって「振り穴王子」と呼ばれました。

しかし、一口に四間飛車穴熊といっても変化が多いらしく、本局の進行は定跡化されていない力戦形のようです。

1日目昼食休憩

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(画像:竜王戦中継ブログより)

丸山九段がジャブを放って昼食休憩に。

このままでは左金を7二に寄せられない渡辺竜王の応手はいかに?

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