ネット中継将棋観戦記

丸山忠久九段、打開できるか? 【第29期竜王戦第3局(1日目)】

0-3-ryu

1日目昼食休憩まで:渡辺明竜王の四間飛車穴熊!

第29期竜王戦第3局は、54手目を渡辺明竜王が封じて1日目が終了しました。

封じ手の候補手は△2二角か△4四角で、いずれにしても角を使いやすくする意図です。

佐藤康九段と広瀬八段、千葉六段、ニコニコ生放送の加藤九段の封じ手予想は、△2二角。局面の焦点は、先手が打開できるかです。△4四角もないわけではありません。それは▲6五歩~▲6四歩を誘って、むしろ後手が打開を目指すことになります。

(引用:竜王戦中継ブログより)

これまでの手の流れからして、△2二角が可能性大でしょう。

渡辺竜王は本局、まだ攻める姿勢の手を指していません。

渡辺竜王らしい戦略

img_8228

(画像:竜王戦中継ブログより)

昼食休憩までの局面からの進行を簡潔に表すと、「後手は最善形を維持しつつ千日手を含みに手待ちし、先手は後手の陣形が崩れた時点での仕掛けを目指す」です。

だからお互いの飛車が小刻みに動き、先手の飛車が1手で戻れるところを2手かけたり、後手の飛車が見慣れない場所(4三)で待機しているわけです。

先手がこれからいかに局面を打開するかが問われており、裏を返せば、無理に打開しなくてもいいのが後手番の強みでもあるわけです。

渡辺竜王が四間飛車穴熊に振ったのは意表を突かれましたが、「千日手辞さず」で先手に打開させる指し方は渡辺竜王らしい戦略です。

-ネット中継将棋観戦記