将棋

将棋に向いている人の特徴は「負けず嫌い」であること

2016/09/13

将棋をはじめたころは。

「小学校の5年生ごろ。そのころ学校で流行っていまして。ええ、よく負けました。負けず嫌いだったんでしょう、それから将棋の本を買い込んで夢中でやっていたらいつのまにか強くなっていまして」

棋士になる人はほとんどが負けず嫌い。同じ上州は前橋の関根紀代子女流四段も負けず嫌いが高じてその後プロになった人で、数々のエピソードが残っている。

(引用:藤井猛四段(当時)「一人将棋でつかんだ将棋観」

棋士に限らず、将棋を長く趣味にしている人は、程度の差はあれ皆「負けず嫌い」です。

なぜなら、将棋はどれだけ上手くなっても負けまくるゲームだからです。

「負けず嫌い」とは、負けても負けても「次こそは勝つ!」と次の勝負に挑む人間のことです。

単に負けるのが嫌いな人は、勝負そのものをしなくなります。

しかし将棋は勝てないと面白くないし、勝てるようになろうと思えば、負けた将棋から学び、それを活かして次の将棋に挑み続けるほか術はないのです。

だから、将棋は負けず嫌いな人間でないと続かないし、続けないと勝てるようにもならないのです。

大天才は度を越した負けず嫌い

先日、史上最年少でプロ入りし、5人目の中学生棋士である藤井聡太新四段も、相当な負けず嫌いな性格です。

師匠の杉本昌隆七段が「勝負への執着心が尋常でなく強い」と感心する負けず嫌いで、小学生の頃は対局で敗れると、「将棋盤にしがみついて、この世の終わりかというほど号泣」。対戦相手があっけにとられたという。

(引用:Livedoorニュースより)

この手の話は別段珍しいものではなく、将棋史に名を残すほどの大天才棋士にはよくある話です。

特に有名なのが、同じ中学生棋士であり、日本将棋連盟会長を務める谷川浩司九段。

谷川九段には5歳上の兄がいて、幼少の頃の将棋の相手は専らその兄でした。

子どもの頃の5歳差は大きく、兄に将棋で負け、駒を噛んで悔しがったそうです。

度を越すほどの負けず嫌いだからこそ、将棋に懸ける情熱が凡人とは桁違いなのです。

この記事の冒頭で、棋士に限らず、将棋を長く趣味にしている人は、程度の差はあれ皆「負けず嫌い」と書きましたが、大天才棋士とアマチュアとでは、負けず嫌いの程度が天地ほどの差があります。

-将棋