第29期竜王戦挑戦者変更&三浦弘行九段出場停止処分

三浦弘行九段、三度疑惑を否定 反論文書要約

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(画像:竜王戦中継ブログより)

ソフト不正使用の疑惑により、年末までの出場停止処分に科されている三浦弘行九段が、11月7日(月)、3度目の反論文書を公表しました。

その内容は、疑惑を「単なる憶測に基づく誤った事実」として、出場停止などの処分の撤回を求めたものとなっています。

連盟は10月27日に第三者調査委員会を設置したことを、11月4日に第三者調査委員会の初会合が開催されたことを公表しています。

それ以来動きがありませんでしたが、この文書で新たに判明したこともあるので、それも合わせて内容を要約しました。

反論文書:要約

反論文書全文(産経新聞)

自らスマートフォンを解析会社で調査

日本将棋連盟は10月27日に調査委員会を発足させましたが、そのことを三浦九段は「連盟は、出場停止処分の妥当性に疑義があると考えたからこそ、第三者調査委員会を設置したのだと思います。(略)出場停止処分の妥当性に疑義があるのであれば、まずは出場停止処分を撤回してから調査にあたるべき」と反論しました。

さらに、連盟はまだ三浦九段のPCを調査しておらず、解析会社の協議も整っていないことが発覚。

三浦九段は「連盟は処分を撤回する意思はない」「出場停止処分の期限である平成28年12月31日までに、第三者調査委員会の結論が出るとは考えられない」と判断。

それならば、と「連盟に預けたパソコンを返してもらい、自ら解析会社で調査してもらおう」と考えます。

しかし、連盟は「第三者調査委員会にパソコン等を厳重に保管するよう申し伝えられていること」などの理由で拒否。

これらの連盟の対応に対し三浦九段は、「自らの手元にあるスマートフォンのみを解析会社で調査してもらう」ことを決意。

その結果を元に、「私が対局中に将棋ソフトを使用したという疑惑は、単なる憶測に基づく誤った事実」であると改めて主張しました。

スマートフォンの解析結果

以下、その根拠として文書で示されている点を抜粋。

  • スマートフォンに指し手を示す将棋ソフトは導入されていないこと、また、パソコンの遠隔操作を行い得るソフトも導入されていない
  • スマートフォンの電源のオンオフについては、抽出不可能な領域であることから判明しなかった。
  • 対局中はスマートフォンの電源を切っていたことを証明するため、ドコモから取り寄せ可能な過去の通信データを入手したが、ドコモでは通信データについては時間単位ではなく、日単位でしかデータを保有していなかった。
  • それでも、対局日の通信データ量が、対局がなかった日と比べて少ないことから、対局中にスマホの電源をオフにしていたことがうかがえるはず。

出場停止処分を撤回するよう、強く求める

三浦九段は文書の冒頭と末尾で、連盟に「出場停止処分を撤回」するように求めています。

冒頭では「出場停止処分の妥当性に疑義がある(=第三者調査委員会の設置)のであれば、まずは出場停止処分を撤回してから調査にあたるべき」であると、末尾では「スマートフォンの提出及びPCの解析の前提として出場停止処分を撤回してほしい」と訴えています。

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